今日も薔薇の花


 午後0時半、自転車で出る。予定では江ノ島まで自転車で行き、そこから江ノ電と徒歩で、鎌倉文学館に薔薇を見に行き、次いで神奈川県立美術館(建築家 坂倉準三展 モダニズムを生きる:人間、都市、空間...)に回るつもりだった。が、茅ヶ崎港から東に向かってサイクリング道路を走り始めたところで後輪がパンク。やむなく、自転車をゆるゆると漕いで、鉄砲通りのサイクルボーイへ持っていく。店主の谷さんは不在で店もしまっていたので、自転車を置き、置手紙をしておく。サイクルボーイから徒歩で茅ヶ崎駅へ。JRで藤沢へ、次いで江ノ電由比ガ浜へ。着いたら14時半くらいで、パンク騒動で一時間ほどロスした感じ。近代美術館はもうあきらめる。文学館に行く前にラ・ジュルネに立ち寄り昼食。タイ風ピリ辛とうふスープというのを頼んでみる。ひとくち食べて素晴らしく美味しく思わず嬉しくて笑ってしまう。春雨(フォー?)がたっぷりはいったスープで、豆腐や卵や蕪やトマト、そのほか名前の判らない野菜がたっぷりと入っている。
 食事途中にサイクルボーイから電話があり、パンクはすぐに直せるからあとで取りに寄ればよいとのこと。
 そのあと、文学館へ。薔薇の花をコンパクトデジカメでせっせと写真に撮る。一眼+マクロレンズの方たちに混じり、こっちの接写能力だってはんぱじゃないぜ!と頑張るが、そもそも花ってどう撮るとよいのか・・・。天邪鬼なので、よく見るきれいな花写真を繰り返し再現するようなものは撮りたくないなんて思ったりして、笑っちゃう。文学館では有島三兄弟展。
 そのあと。由比ガ浜⇒和田塚⇒御成商店街⇒鎌倉駅。駅にくっつくように建っているカフェ・ロンディーノで珈琲を飲んでから帰る。
 今日は保坂和志著「カンバセイション・ピース」を持って出て、電車内などで読んだ。せかせかした気分で読むとなんだかわけが判らないけど、ゆったりと読むとこれはやっぱり相当に面白い。読むのは三回目。
 茅ヶ崎に戻ってきて、サイクルボーイに行くと、自転車はすっかり直っていて、でももう店じまいしていて、でも直った自転車は外に出してくれてあって、だから乗って帰る。


この金魚のいるペットショップの前をよく通ります


これがジュルネのとうふスープ

カンバセイション・ピース

カンバセイション・ピース