須田塾3週組 5月例会


 須田塾の例会の日でした。その前に、神田駅近くのうな正でうな丼840円を食べ、しばらく駅周辺をスナップしていました。どこかのビルの壁に寄せて作られた棚の下に、このEスクーターというのが折りたたまれて置かれていました。その尾っぽのところの流線型がきれいでありました。
 流線型という言葉、あまり聞かないですね。むかしは今よりもよく使われていたと思う。夢の超特急は流線型だったし、うーんと、何かの古いテレビ漫画の主題歌にも「流線型」って単語が使われていたようなかすかな記憶がある。なんだっけ?

 人より早くいろんな経験をしていることは、貴重なことかもしれないと、今までそんな風に考えたことがなかったけれど、今日はそう思ったりした。ある年齢になると平均的に気付いたり理解できたり達観したりすることを、その年齢よりずっと若いときにそうできたら、それは結構魅力ですよね。
 新しく須田塾に入って来た人たちの写真が、継続組まで刺激しているようで、なんかいいですね今期は特に。

 Iさんの佐原の写真、先生がセレクトした白黒とカラーが入り混じった並びが素晴らしい。もともとのIさんらしさであるファッショナブルな感覚は、その感覚に寄り添いそうな新しい街を撮るときでなく、古い街並とあいまったときに輝くんですよねえ。面白い。
 Sさんの旅写真、ブルージィで見れば見るほど味わいが滲み出てくる。いいですね。

 私は明日からちょこっと旅行の予定。

 東京駅中の書店の「いしいしんじ」氏の棚にあった「雪」という岩波文庫を読書中。というか平行読書が五冊くらいになっている。まあいつものことか。。。村上春樹の「羊をめぐる冒険」で羊博士が羊開拓について語っているというフィクションの感じを、このノンフィクションから受けるのは本末転倒というか感想のスライド感というか、あまのじゃくな感想。で、なかなか面白い。

雪 (岩波文庫)

雪 (岩波文庫)