快晴


 3連休は三日目にして朝から快晴。
 先日テレビで見た「世にも奇妙な物語」で、堀北真希が主演をした「奇妙な」物語に古めかしい商店街が使われていて、そこが山北だと判ったので、行ってみる。
 茅ヶ崎10:30頃の下り電車。途中で少し遅れて、10:55頃に国府津駅に到着。御殿場線は本数が少ないだろう、それでも、30分に一度くらいは電車があるのだろうと思っていたら、休日のこの時間は一時間に一本で、次の電車までまだ40分ある。そこで改札の方に歩いて行くと、改札の横で昔の国府津駅の写真が展示してあるコーナーがあった。大正時代の写真だったろうか?国府津駅前広場から出る、トロリーバスなのか軽便電車なのか、そんなのが写っている。えっー!どこに向かっていたのだろう?
 そうか、丹那トンネルが出来るまえには、今の御殿場線東海道線だったから、その頃は小田原とか熱海とかには国府津から乗り換えて行ってたってことなのか?正解は知らないけど、そんなことを推理したりする。

 待ち時間には、ボルヘスの伝奇集の一編目、ウクバールとトレーンの話を読んでいる。何度も読んで、この話から受ける感じが大好きで、そのくせその詳細に亘って理解できていないという思いが残る。だからまた繰り返し読んでいるが、途中の唯心論のあたりからやっぱり意味がつかめなくなる。

 山北の商店街は「眠そうな町」でした。天気がよくて、ほとんど車が通らなくて、人通りも少なくて。上の写真は、どこかの店の窓際に置かれていた置物です。

 一時間と少し、うろうろしてから電車の時間に合わせて駅に戻り、松田駅へ。松田駅(あるいは小田急新松田駅)の周りをほんの15分ほど歩き回ってから、今度は小田急で秦野。秦野の町も同様にうろうろと歩き回って、それから駅近くでカツ丼を食べ、そののち帰ってきました。


山北の床屋の入っている木造建築


こういうところ、尾仲さんの風景ですね。でもドラゴンフライのように仕上げるには、あの独特の錆びたような色を作らなければ、そうはならないのだろう。


今日は開店してなかったようだけど、これぞ駅前食堂ですね。食サンプルが展示されていないから、もう営業していないのかな・・・。