ロバート・フランク展


 年に五日、普通の年休よりは若干取得しやすい(気分的なものだけど)、バカンス休暇という休暇がある。その休暇を一日だけ使って、火曜日の今日、家族のMとSと都内某所へ行く。途中、二人と別れて、御茶ノ水のgallery bauhausでロバート・フランク展part1outside my windowを見てくる。一階、写真集アメリカ人のコンタクトシートを興味深く見る。やはり随分とシャッターを切っているんだなあ。雨の交通事故の写真は、写真集アメリカ人に選ばれている写真は、呆然として止まっているような時間なのに雨は降り続けていて、そこから殺伐さが際立っているが、コンタクトを見ると、事故処理のために動き回っている人がたくさん写っていて、コンタクト全体からは報道写真的な緊迫さが見て取れる。静寂な殺伐さ、傍観者的な視点、がいちばん強い駒があの写真集アメリカ人に選ばれている駒なのだな。などと思う。
 地階は「私の手の皺」の写真集のころの作品。フランクは「アメリカ人」が圧倒的に有名で、写真史に残る巨星の成果なのだろうが、それ以降の内省的な作品、コラージュ作品、こそが、より進化してやりたいことを自由にやっているということなのかな。地階のそれらの展示に囲まれると、すごく居心地が良いのだった。

 真夏のものすごい陽射しが作るコントラストの濃い光と影を、ジョン・コルトレーンサマータイムをずーっと聴いているような、うっとうしくも美しいそういう光景を、どんどん写真に撮りたかった。
 でも帰宅してチェックしたらやっぱりあんまり良いと思えない。



 新宿のタワーレコードのジャズコーナーほかでたくさんCDを買ってしまった。
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最近、よく聴いているDAG ARNESENのまだ聴いていないNORWEGIAN SONGの2を見つけた!

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さて、どうだろう?まだ聴いてない。

それと少し前にこのブログに書いた、渋谷シスコで70年代にジャケ買いしたトゥーツ・シールマンスの「カプチャード・アライブ」も見つけてしまいました。

CANDELA

CANDELA

 アメリカン・ルーツ・ミュージック風の日本人によるバンドだが、曲目を見ると02ケルン・コンサートなんてあるわけで、気になりますね。