古い写真も新しい写真


 ブログを何年も書いていると、何度も何度も同じようなことを繰り返して書いていると自覚できる内容があって、たとえば、今日撮った写真から今日選ぶのではなく、撮った日から何日か、何か月か、何年か経って写真を見直すと、撮った日には気にもしなかった没写真だったものが、妙に気になる写真に変化していたり、逆に撮った日には気に入っていた写真がなんで気に入ったのか皆目わからなくなっている、なんてことは何度も書いている。すなわち写真とは、撮った日にのみ「新しい写真」ではなくて、見ているときにその写真と鑑賞者のあいだにある「関係性」のことであり、だから常に新しい。とかなんとか、ね。この写真はひと月とちょっと前に東北新幹線から撮った車窓風景です。今日見直したら今日の新しい関係性において、なんだか私に訴えてきた写真。
 サニー・デイ・サービスのMUGENのアルバムの一曲目を思い出した。
♪東京の町には、太陽と雨が降って、流れるメロディが、僕を旅へと誘う♪
今日は、コートを着ないで会社に行った。暖かい。でも風が強い。いまも外で風がゴオゴオ鳴っている。