晩夏のように感じた


 火曜日7/16の夜はずいぶんと寝苦しかったのだが、水曜日と木曜日の夜中は何も掛けないで寝ていたら寒くなり、深夜に起きてふとんを掛けなおした。梅雨明け以降、ずっと35℃前後の暑い日が多かったが、木曜日くらいから昼間は暑いものの30℃〜32℃くらいかな、そして夜中は上記のとおりで、自分が小学生のころの夏はこんな日が多かったと思われる、そういう日になった。
 空気が澄んで、妙に雲が空高い気がするからか、上述の通り一度上がった最高気温がここのところ若干下がったことがあるからか、金曜日の夕方から夜にかけて、北関東から南関東へ在来線のグリーン車の二階に座って、三時間、車窓を眺めていたら、これからいよいよ夏休みが始まるというのにもかかわらず、なんだか妙に「晩夏」のように思えるのだった。夏の終りの夕方の哀しさが身に染みるのと同じような感じが心に起きるのだった。
 小学生や中学生の夏休みはこれから始まり、いよいよ「夏本番」というわけなのだろうが、すでに夏至を過ぎてひと月になり、夜が来るのは早くなっているに違いない。そういうことを身体が感じていることもあるのかもしれない。季節に敏感になるのは、年を取った方がそうなっていくのかもしれないな。

 車窓風景を見ていたらある曲のメロディが頭の中に浮かんだのだが、それが誰のなんという曲なのかがはっきりしない。久保田真琴夕焼け楽団の70年代のアルバムラッキー・オールド・サンに入っていた「まぼろし」という曲のような気もするのだが。動画サイトで夕焼け楽団の「まぼろし」を検索してみるが、見つからなかった。家にあったLPレコードは捨ててしまったからいまそれを知る術がない。