謹賀新年


あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

さて、年明けは京都の下鴨神社で迎えました。下鴨神社では、本殿の前に、七つの言社と言うらしい小さな七つの社?それぞれ干支にまつわる神様が祀られているのでしょうか、干支ごとにお詣りする社が指定してあります。私は酉で、確か卯年の方と同じ社でした。酉年は、1957年生まれ(私です)、69年生まれ、81年生まれ、93年生まれ、2005年生まれ。なるほど、同じ列に大勢いた若い方は、二十歳か。

同行のTと出口で合流。タクシーで一乗寺蕎麦屋、蕎麦鶴へ。九時頃に晦日蕎麦を食べたと言うのに、この蕎麦鶴が深夜二時までやっているとのことで、いってみる。運良くカウンター席の端っこが空いていて待たずに座れる。そのあとはずっと混んでいて待っている方もいたようだった。年越し蕎麦は、大晦日に食べるものなのか、年が明けてからでいいのか、わからないけれど、お揚げの乗った関東で言う(あるいは関西でもなのか)キツネそばの、汁が餡掛けになったタヌキソバは、すりおろした生姜がたっぷりと載っていて、身体がポカポカになる。

2時過ぎに就寝。遅く起きた元旦の朝はどんよりと曇った寒い日だった。10時過ぎに歩き出す。東大路を百万遍の方へと歩いて行くと、とあるカフェテラスが開いていたら。開店した頃は洋風で洒落た店だったのだろう。湾曲した低めのカウンターや、籐の椅子。だけどどれも使い込まれて痛みが見える。テーブルのニスはあらかた剥げ落ちている。
お客さんもマスターも、マスターの奥さんも、みんな70を越えているようだ。カウンター席の一人のお婆さんが子供が孫を連れて来るのでいろいろと大変だ。せめて一緒の日にしてくれればいいのに、ばらばらに来るのが余計に大変だ、と、嬉しそうに愚痴をこぼす。もう一人のお婆さんと、話が始まり、お互い自分の年齢を打ち明ける。一人が75で、もう一人が77だと。お婆さんたちが早速に早口で、大きな声で話している一方で、七八人が座れる大テーブルで正月の新聞を読むのに余念のないおじいさんたちは終始、無言でいるのだった。

吉田神社平安神宮に行ってみるがときどき雨の降る天気に気分は乗らない。歩いて行くうちにどこかはやっているだろうとたかをくくっていたが、チェーンのファストフード店以外にはどこも開いていないようで、昼食はなか卯で済ませる。それでも八つ橋の西尾の本店では、毎月一日と十五日にしか売らないという、限定の八つ橋(商品名は、かぐわしき八つ橋)残り4つというとこに行き当たったから、なんとなく得した気分にさせられて?お土産に買った。

ここのところ数日のあいだ、ブログ写真に加工を加えていますが、あんまりよくないかな?ノイズを加えたり、色をフイルム風になるようにいじったり。