去年の八月の写真

　三十年、使っていたテレビ台とその横に置いてあった引出、中にはＤＶＤやら、古いＶＨＳテープを入れてある。テレビ台は観音開きの右側のガラス扉がいつの間にか外れてしまい、引出は上から二段目の底が抜けた。十年くらい使っていたプラズマテレビが最初はＢＳ放送がそのうちに地上波も、ときどき受信不能に陥り出した。以上の背景から、テレビを買い替え、それに合わせてテレビ台と引出も買い替えることになった。
　テレビの方は数週間前に届いた。七日の土曜日はテレビ台が、これは完成品が届き、同時に引出の方は組み立ては自分でやらなくちゃならない。いままでいくつも本棚とかタンスとかを自分で組み立てたが、この引出はなかなかに大変な工程だった。そんなわけで土曜日は晴れていたが、どこにも行かず、よって写真も撮らずに家にいた。いや、午前中に、ちょっとだけ茅ヶ崎駅あたりへ出かけて、スタバで珈琲を飲みながら読みかけの神林長平の本を読み進め、そのあと書店に行って、岩波新書を二冊買ったのだった。
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　八日の日曜は、天気が悪かった。昨日の組み立て作業、リビングルームの床に部品を広げて、座り込んだり立膝になったりしながら電動ドライバーでネジを締めたり、木工ボンドを塗ったり、ダボを打ち込んだりしたので、もうそれだけのことで腰痛気味なのだ。雨だから今日もまたカメラを持っての散歩には出かけない。部屋でブルー・ミッチェルのＣＤを聞きながら、また本を読み進んだり、雑誌をめくったりした。
　夜にはレンタルＤＶＤで「そこのみにて光輝く」を見ている途中。途中で一時停止して、食事をして、これを書いている。だからこのあと続きを見るでしょう。
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　土曜の夜に、昨年の八月に撮った写真を全部見直して、１５０枚を選び、ネットプリントに注文を出した。上の写真はそのうちの一枚。
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ボブ・ディラン――ロックの精霊 (岩波新書)

Out of the Blue