歩哨のような


 写真は伊豆シャボテン公園にいるハシビロコウハシビロコウなんだけど、歩哨みたいです。それでこっちは隙をうかがっている奇襲兵みたいです。そんな風に手前の葉っぱがぼけていたり。絞りを開けた演出だけど。このあと、ハシビロコウは「部屋」まで歩いて戻ってしまい、以降はずっと外には出てこなかったようだ。えっと、名前があった。ビルだっけかな。

 さて、本日の16日月曜の朝、茅ヶ崎から都内に出勤するのに、いよいよダイヤ改正後の「上野東京ライン」というのに乗る。とはいえ、川崎で降りるので実質変化はなくて、茅ヶ崎駅では「湘南新宿ライン」「湘南ライナー」以外はすべて「上野東京ライン」で、そいつに乗れば川崎は通る。従来通りに「湘南新宿ライン」に乗り間違えることだけ注意しておけばよいのである。しかし、そうは言ってもせっかく直通で高崎線宇都宮線常磐線まで行けるのだから、そのうちにそういう利用をするだろう。いや、すぐにするだろう。私は宇都宮と茅ヶ崎を日々のスケジュールで行ったり来たりしているから、宇都宮から鈍行で茅ヶ崎まで「乗り換えなし」二時間五十分というのは、車中でくつろぎつつ音楽を聴いて、本を読んで、なにかを飲んだり食べたりして、車窓風景を写真に撮ったりもする、そういう時間のことを想像というか妄想すると、結構惹かれるなあ。新幹線を使って宇都宮から茅ヶ崎までは概ね二時間。それより五十分も「長く乗れて嬉しい」。とすら思ってしまう。それだけ長く乗っていてもグリーン料金は変わらないしね。
 しかし、そういう風に茅ヶ崎に戻って来るときではなく、どこかに行くときはそれが何線に入っていくのか要注意となるだろう。
 こんなのは若い頃より頭の「記憶力」「判断力」が鈍っているということに起因して「覚えられない」ってこともあるけれど、それより、変わったことを改めて「覚えていく」という努力をするのが億劫だ、という方が大きい気もする。面倒だから、まあいいや、新しいものをあらためて覚えなくても。そういうのが老人力の一翼を担っている。