神戸市動物園


村上春樹の小説、私がいま思い浮かべているのは初期の作品だが、そこにはよく動物園が出てきた。気のせい?
神戸の動物園も出てきただろうか?

小さな子供を連れている訳でもないのに動物園に初老の私が行く、って言うのは動物を見に行くよりも、多分に動物園と言う場所に昔、自分が子供の頃にワクワクしながら楽しんで感じていたこと、有り体の丸めた表現を使ってしまえば「懐かしい動物園の雰囲気」を探しに行っているのだろう。動物園の良いところは仮にそう言う「雰囲気」に遭遇できず、最新の透明強化アクリル(ポリカーボ?)越しに動物の生態を見物出来るようになっていたらそれはそれで、やっぱり動物を見ること自体も、この年になっても面白いから、失敗がない。何の失敗かって?まぁ、期待した満足や楽しみが得られなかったと言う失敗かな。
動物にとっては新しい工夫を凝らした展示場で少しはストレスが減る環境の方が望ましいのだろう。しかし昔ながらの太い金網の巡らしてある小さな檻の方が、建造物としての風情を楽しむことが出来る。古い檻が好きで、消え行く檻を見て回る、何て言う趣味の人もいるのだろうか?
神戸の動物園にはコアラやパンダもいた。映画「きょうのできごと」でチャンバラトリオのメンバーが、ごつい容姿に似合わない反応で、子供のようにコアラを愛でる場面があった。あの場面のロケ地は神戸かな。

上の写真は動物園の中にあるちょっとしたお勉強の出来る施設の中にある模型。本物の動物がいるのにこう言うところにカメラを向けたくなる。天の邪鬼。

下の写真はサンチカの喫茶店だっただろうか?関西に行くと関東よりミックスジュースをよく見る・・・気がする。
写真を見るとアイスコーヒーの上にアイスクリームを乗せたのはクリームコーヒーってなっている。コーヒーフロートって言わないのか?って思ったが、クリームコーヒーの方が原初的な単語でコーヒーフロートがカッコつけた感もする。
そう言えば会社に入った年、37年前、同期の関西出身の男が、盛んに関東にはフルーツポンチがないって言っていた。この写真にはミックスジュースはあるけれどフルーツポンチは無いですね。
どうなの?フルーツポンチは。