長者が崎


 自家用車を運転して、またぞろ三浦半島の立石まで行ってみたら、まだ8時前だというのに、県立(なのかな?)の無料駐車場に列ができていて、最後の車の「お尻」が国道にはみ出している。びっくりした。なにか特別な理由があったのかな?少し先まで行って戻ってくる。長者が崎の駐車場に停めて、そのあたりをカメラを持ってぶらぶらする。特に夢中になって撮るような気分にならない。気分がそうだから夢中になって撮りたくなる被写体も見つけられない。視界のなかには、もし気分が違えば見極められる特別な被写体があるはずなのに、それが見つけられないってことだろうか。そうなんだろうな。
 波打ち際に落ちていた小石を一つ拾ったが、しばらく掌で転がすように持っていて、やっぱり持って帰るのはやめようと、また足元の砂浜にぽとりと落とす。