冬の散歩道


 近所の小出川沿いの道を早朝に歩く。最近久しぶりに川蝉を見かけた。鶴嶺通りから国道一号線のあいだにある幅の狭い橋の上で体操をしているおじいさんをよく見かける。その橋を渡ると、道は新湘南バイパスの高架の下をカーヴを描きながらくぐっている。この辺りの風景は、まぁ殺風景なのだろうけれど、こうして朝の斜光線が高速道路の高架下の柱やフェンスは木々の長い影を作ると、殺が取れて風景になる。このまま進むと、少し上り坂になって鶴嶺通りの赤い橋に戻る。橋の近くの木々が逆光で見える場所に来ると、それがどの写真を思い返して思いつくのかわからないのだが、だから具体的などれかの写真が理由じゃないのかもしれないな、もっと全体的「雰囲気」のせいかな、その場所に来ると「おっーエグルストンみたいだな」と思うのだ。
 ゆで卵の殻が上手く剥けるかどうかは、剥く人の上手い下手というより茹でるときのなにかの工夫が重要なんでしたっけ?橋を渡ってこの曲がった道に来るのではなく、そのまま小出川を国道一号まで行き、一号を西に向かうと、元町珈琲がある。ここは朝の7時半からやっていて、最近は朝の読書タイムを過ごすこともある。珈琲にプラスして250円〜300円くらいでモーニングセットが頼める。セットのパンは三種類から、玉子メニューも三種類から選択するシステム。いつも丸いパンを選び、いつもゆで卵を選ぶ。ゆで卵の殻は下の薄皮とともに、くるくるっとうまく剥ける。上記の通り茹でるときの工夫があるのかもしれないが、つるつるときれいに剥けるとなんか嬉しくなる。
 一度、つるつるに剥けたゆで卵の写真をトモダチにメール添付で送ってみたが、その嬉しさは上手く伝わらなかったみたいだった。