チャリでふらふらと


 自転車で江の島まで、海沿いのサイクリング/遊歩道を走って行ってみようとしたが、途中、ずっと砂が溜まっていて、自転車を押して歩かなければならなくなり、それがところどころならいいのだけれど、辻堂あたりだともうずーっと道が砂に埋もれているから諦めてしまった。目的地を湘南Tサイトに変更。スタバでベーコンとほうれん草のキッシュと柚子とシトラスティー(アイス)を買い、休んでから、文庫本を三冊買ってしまう。流行作家の小説。恩田陸井上荒野東直子
 近くの長久保公園により、小さな、ほとんどいつも誰もいないハーブ園でひとしきり写真を撮る。上の写真とかです。公園の入り口の花壇は満開。その周りのベンチに座ると、私の座ったベンチの上はニセアカシアの枝が張り出していて、新しい葉が輝いていた。買ったばかりの東直子の短編を二つほど読み終える。
 遅い昼食を辻堂駅近くのオモテ珈琲で食べる。珈琲をお替りして二杯。そこでも小説を読み進む。
 オモテ珈琲の道向かいにある古書洋行堂が閉店していた。好きな古本屋だったので、と言ってもせいぜい年に一回か二回しか来ていなかったのだが、閉店は残念。みすず書房の本を何冊かここで買ったものです。最後に買ったのは、荒川洋治のエッセイ集だったかしら。タイトルに「夜」が付いていたとおもうがなんて本だったろう?そこにどんなことが書いてあったかも忘れてしまった。そんなんで本を読む意味があるのか?と思うが、でもそれを読んでいたときに楽しかったら後日にぜーんぶ忘れても、それでいいじゃないの、とも思うし、具体的中身を忘れてしまっても、なんとなくの雰囲気とか、それを読んでいたときの、本の中身とは関係ないかもしれないが、そのときの自分のことの記憶を呼ぶ入り口になっていればいいじゃないの、とも思う。
 で、今ちょっと調べてみたら「夜のある町で」ってエッセイ集です。本棚のどこかにあるのか?もう売ってしまったかな?

夜のある町で

夜のある町で

とりつくしま (ちくま文庫)

とりつくしま (ちくま文庫)

EPITAPH東京 (朝日文庫)

EPITAPH東京 (朝日文庫)