北海道


 昨日の北海道での仕事を終えて、今日は午前の便ではなく最終の飛行機で帰ることにしたので、会社の仲間二人とレンタカー一台を借りて写真を撮りながら富良野や美瑛を回った。畑はちょうど麦の刈入れ時期がほぼ終わり掛けている頃だった。道が空いていて信号も少ないから、最高時速50kmの国道や道道を一時間走ると、本当にほぼ50km進んでいる。
 美瑛の青い池という最近大人気の絶景スポットは、七割くらいアジア系の観光客で占められていたが、満員電車のように混みあっているわけでもなく、楽しめる。人気のスポットは、ポスターや口コミがその最高潮を伝えるから、行ってみたら、まぁこんなものですね、と、それを追認するような感じで終わることが多い気もするが、この青い池というのはそんな風だろうな、という「期待しない」感を裏切ってくれて美しかった。
 考えてみると、北海道に風景を観に行くのは満足度が高いことが多いですね。何年か前にトマムに雲海を観に行ったときも、来てよかったと思ったし、雨模様だったが、昨年、帯広あたりのいくつかのフラワーガーデンを見たときも、そこに行く途中の牧場の風景もあって印象深かった。
 すなわち本州の各観光地とは、そもそもの成り立ちが違うから、海外に行って異国情緒を感じるのと同様な気分になれるのだろう。望遠レンズを駆使してパッチワークの丘の写真を撮れば、これが誰が撮っても上記の通りだからきれいに写るわけですが、一応ここではそういうのは載せるのを自制しよう。
 上はレンタカーの後部座席から見た風景。ぶれてますがそれもよし。下は川の流れを橋から見下ろしたんですね。
 写真はこの土曜日だけで760枚撮ってあった。私としてはこれでも多い方です。