軽井沢アウトレットにて

f:id:misaki-taku:20190527215604j:plain

 アウトレットに行くと、最初の一軒か二軒目でそうそうに買うものを見つけてしまい。あとからもっと良いものが見つかるのではないか?という逡巡も発生するものの、たいていはこれでいい、と買ってしまうので、そういう買い方をしない方と何時何分ころにどこそこで合流しましょう、それまではフリー、とか言ってお互いの買い物行為をさまたげない配慮をするものの、こちらはそうそうに買ってしまうからもう手持無沙汰なのでベンチに座って本を読んだりしているが、なぜかアウトレットのベンチなどという場所はいるだけで疲れてくる気がする。せめてこういう緑のベンチならいいのかな?空いてないけど。やっと合流時間かと思うと、まだまだ終わってないからと合流時間を後ろ倒しされる。買ったのは青系のチェックの半そでシャツと、モスグリーンの半そでシャツ。

「シャツが好きなんだね」と誰かが言った。それからその誰かは「でも」と言ってからなにか苦言とは限らないが、冷めた視点からのものを申す。というような会話が村上春樹の小説にあったような気がしてならないがもちろんどの小説で誰がどこで言うのかなんて思い出せない。シャツでななくて別のなにかですけどね。ジェイズバーのマスターかな、鼠かな、双子かな、アルバイトの女の子かな、それを言ったのは。

なぜか「パン屋再襲撃」を数年?十数年?数十年?ぶりに読んでます。