秋の最初の頃

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自家用車を購入したときに半年に一度の点検やオイル交換を何年分か(たぶん次の車検まで)いっぺんにいくらかでまとめて払っておいて、割安に点検をしてもらえるパックを購入し、今年の春の車検のときにも延長した。こういうのって車に詳しい人は「無駄」「車屋の術中」と言う人もいれば、同じ車に詳しい人で「お得」「利用すべき」と言う人もいるのだろうな。その(まとめて払っているが都度都度は)無料の半年点検に行った帰りに、またもや、湘南平に上がってみる。展望台に据えられた望遠鏡(百円を入れる必要なくいつでも遠くを覗ける)で大磯漁港を見たら、防波堤で釣りをしている人や、散歩に来ている人が見えた。望遠鏡越しに見えるぼんやりとした風景はいまこの時間にあの遠くにある同じ時間の光景なのに、実は同じ時間ではないように思えたりする。望遠鏡から目を離し、防波堤を見ても、はるか遠いために望遠鏡では見えた人影は肉眼では確認できない。その確認できないことのもどかしさのような気持ちがそう思わせるのか。それとも夏の終わりの気分の現われか。

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