ガーデンプレイス

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恵比寿のガーデンプレイスにある東京都写真美術館に、中野正貴の「東京」、山沢栄子の「私の現代」、日本の新進作家16「至近距離の宇宙」を観に行く。帰りはすっかり暗くなっていて、いつもよりずっと人が多いなあと思って歩いて行くと、なるほどガーデンプレイスはすっかりクリスマス支度が整っていて、例年通りの大きなツリーが飾られていて、その下で記念写真を撮る人々でごったがえしているのだった。

素直に、きれいだと思いました。

 

山沢栄子、生誕120周年にあたる写真展だそうで、この女流写真家のことはいままで知らなかったが、すごい人がいたんだな。1920年代にアメリカに渡り、写真技法を学び、帰国後ポートレート写真を生業にし、晩年は抽象的な表現を志し「私の現代」シリーズを残した。その抽象的な表現というのは、いろいろな素材、色紙や植物や金属(ワイヤー)や絵の具を使って作った、言い方がこれでいいのか「静物」の配置を作り出して、写真に収めたものなのだが、こういう作品はときとして「わからない」「飽きてしまう」「つまらない」ということに、私の場合は、なりがちなのだけれど、どれもきれいでウィットに富んでいるということがあるのか、飽きない。楽しめる。きっと写真家の楽天性のようなことが関係している・・・のかしら。

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