青いカーテン

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朝、7時頃に一万歩弱歩いて、あとはきほん部屋にいる。Spotifyという音楽が無料で聴けるアプリを会社で後輩に教えてもらってから、読書のときに、スマホからそれで選んだ音楽を小さな音で流している。有料会員は違うのかもしれないが、無料会員なので、あるグループ(または個人)のアルバムを選んでも、三曲に一曲くらいほかのグループ(または個人)の曲が挟まる。たぶんこの曲が好きならこんなのもありまっせ、という選曲なんだろう。ジャズのあいまにクラシックが登場したりはしないから。すると、ときどき初めて聞く「いいじゃんこれ」と思う曲に出会う。むかし輸入盤レコード屋は都内まで行かなければならず、当時住んでいた神奈川県平塚市からは電車に乗って出かけて行った。事前に音楽雑誌などで情報をあさり、定めた「買いたいLP」が五枚あったとして、その五枚を買おうと思っていざ店に入っても、次々と現れる初対面のLPレコードのジャケットに惹かれたり、店の人の紹介メモ(いまでいうポップ)を読んでほしくなったりするから、そうですね、買う予定だったLPは2枚か3枚となり、残りの2枚か3枚はその場で選んだものを買っていた。そういうのは当たり外れの幅も大きくて、楽しみだった。外すこともね。ジャケット写真やポップではなくてちゃんと楽曲そのものが聴けるのだから、失敗しない確実性はあのころより遥かに高い。というか失敗しないように出来ている。まぁこの確実性の確保がつまらなさにもつながるのだろうけれど。そんなこんなで、アマゾンで3枚もCDをポチってしまったのだった。そんなことをしていると意外に早く時間が過ぎていく。