午前のうちに

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ひとつきくらい前には日々の習慣のようにウォーキングをしていたが、その後梅雨で雨の日が続いたり、自家用車で出勤して会社で仕事をしているといつのまいにかそれなりに歩数が伸びるので、自分のなかで「畑コース」とか「相模川河口コース」とか「駅往復コース」とかいくつかウォーキングの基本にしていた道筋を歩くことも減ってしまっていた。日曜日の午前、久しぶりに「畑コース」を歩いてみる。たくさんできていたトマトも収穫を終えてハウスの中がすっかり平地になっている、そういうビニールハウスがあるが、一方でまだトマトが生っているのが見えるハウスもある。蝉が鳴いている。ニイニイゼミが多い。ミンミンゼミの声も聞いた。住宅地の駐車場のなかに六区画のうち一つくらいに大きなアメ車が止まっている。近くの別の駐車場にも別の一台が止まっている。中古外車のレストアと販売をしている方がこのあたりに住んでいるのかな、などと当たり前の想像をしてみる。あらためて思い出すと、大きなアメ車って乗ったことないな。

以前もこのブログに書いたと思うけど、歩いていていつのまにか頭の中で音楽が流れていて、その曲が流れ始める発端となった理由がわからない。今日はタイガースと言う沢田研二のいたグループサウンズのバンドの歌がいつの間にか流れている。歌詞の途中にシルビー・マイ・ラブと言うフレーズが出てくる曲です。調べると「銀河のロマンス」と言う曲だった。

小学校高学年の頃にグループサウンズのブームがやってきた。タイガースの「廃墟の鳩」と言う曲の歌詞を覚えたくて、テレビの歌番組の画面下に入る歌詞を一生懸命書き写したことがありましたね。「廃墟の鳩」と言う曲はいま歌詞を検索して読むと、ほかのタイガースのヒット曲が恋の歌ばかりなのになぜかこれは反戦歌なのですね。小学生の私も歌詞を書き写しながら、ちょっとびっくりしたのを覚えている。

♪人はだれも 悪いことを おぼえすぎた この世界

築き上げた ユートピアは こわれさったもろくも

だれも見えない 廃墟の空 一羽の鳩がとんでる 真白い鳩が

生きることの よろこびを 今こそ知る 人はみな♪

1968年の曲。やはりベトナム戦争が背景にあって作られた曲だったのだろうか。

それから「銀河のロマンス」のあとに頭に流れていたのは石川セリの「ムーンライト・サーファー」でした。