KYOTOGRAPHIE day3

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京都疎水記念館屋外でロンロン&インリの即非京都は京都市動物園の疎水に面した休憩コーナーの下に当たる位置にある中に古そうな大きな水車のあるいまはたぶん使われていない「水車室」(なんて呼び名があるかもしれませんね・・・)も展示スペースにしていて、この目が暗さに慣れるまでちょっとどこがどうなっているのか分からない展示室がとても面白かった。毎年、いつもは入れない建物や場所を展示スペースに選んでいるのはキョートグラフィーの素晴らしいところ。京都に移り住み、毎日毎日何枚も写真を撮ってみるがそれをどうまとめるべきか、なにを撮るべきか、まるでわからないままでいたある日、京都の地下に巨大な水がめ(水の流れ?)があることを知り、そこから着想がまとまって急速に作品がまとまった・・・ようなことが口上に書いてあったかしら。その水車室?の奥の部屋にあった不明瞭で柔らかいコントラストのモノクロ写真の展示に惹かれる。特に正面の二人の少女の後ろ姿を撮った大型プリントに向いて右側の壁にあったハンモックに人が横になっているような写真が気になる。ではなにが「気になる」んだ?と聞かれてもどうこたえるのかわからない。わからないけれど、そこにはもう自分がそういう時間や暮らしを選択することが出来ないという前提にあるところからの憧れのような感じを伴っている・・・かもしれないな。

11:30頃、二条通を歩いている。どこかでランチを食べたいが、微妙に時刻が早かったり、今日に限って臨時休業だったりでよい店が見つからない。結局、これも何回も来ていて、三年くらいは来ていない、ビブリオティックハローに入る。昼のランチに焼いた鶏肉に焼いた無花果などを添えた料理を食べる。

上の写真はハローの冷蔵庫。上の段の白い皿になんにも野菜がないところ、左の白い琺瑯に見える皿に置かれたライムが浮いている感じ。そんなところが気に入って選びました。いろんな場所で井伏鱒二をけっこう一生懸命読み進めたが、終わらない感じ。終わらないのがいやとか焦るとかではない。ただ今回も、読み終わったときのために持ってきていた次に読む予定の文庫本はただ旅行のリュックに入れてきて、ただ持って帰るだけになるわけだ。今回はそこに旅先で買った本が加わらなかっただけまだいいか。

京都文化博物館別館でアーウィン・オラフ展。「森の中」シリーズ、このコロナ禍で人類が向かうべきところは、人類が向かわされるところは・・・