豪雨を抜けて

f:id:misaki-taku:20220315081111j:plain

 朝、自宅を出るときにぽつぽつと降り始めた雨は、自家用車を運転して横浜新道から第三京浜道路に入り、都内終点の多摩川に向かう途中から豪雨になった。前を行くトラックの跳ね上げる水煙を避けるため、いつもより車間距離をとって、ワイパーも自動動作から高速動作に切り替え、それでもワイパーがフロントウインドウの水膜をはらった次の瞬間にはまた雨がふりそそぐ。そのあと一般道路に入ると、豪雨をもたらしている雲の下を抜けたのかだいぶ小降りになったが、会社に到着したときには雨は降っていた。ホワイトデイで、ちょっとお返ししなくてはならないものなどもあり、いつもより荷物が多いのを抱えるようにして雨の中、駐車場から職場のある建物まで歩いた。コンビニで買っておいた豚汁を電子レンジで温めているときに、外を見ると、五分くらいまえまで降っていた雨、私が荷物を抱えて歩いて来たときに降っていた雨は、もうすっかり上がっていた。それで、やはり私は雨男なんだよなぁ・・・と、トラビスの雨歌のメロディを頭のなかに再生しながら思った。

 ゆで卵の殻を剥くのは大変に苦手なのだと思う。あるいは、あのコンビニで売っているゆで卵の殻はだれでもわたしと同じように苦労をして剥いているのだろうか。そういう日常のありふれた行為における上手い下手がどれくらいばらついているのかわからないな。とにかくなんとか剥いたゆで卵を豚汁と一緒に食べてから7:00前から仕事を始める。