フレームアウトの良し悪し

 昨日のブログで8月に撮った写真がイマイチだったから、そのイマイチ写真を正方形にトリミングしてしまうことで、写真をちょっとだけよく見える感じに誤魔化してみた。そんな行為だって、真剣に悩んでそうしているわけでもなく、高校時代の写真部のことを懐かしんでやっている「遊び」のようなものだ。昨日正方形にトリミングしてこのブログに載せた海辺の写真の、トリミング前の写真を、もう一度見直してみると、昨日載せたコマのほかに何枚か同じ場所から撮られた写真があった。そしてそのうちの一枚が上の写真で、昨日の写真も、上の写真もそうだけれど、手前にいる人が全身は写っておらず、下半身はフレームアウトしてしまっている。撮るときは気にならなかったのか、撮る場所の条件としてこれ以上、下にカメラを向けられなかったのか。昨日の夜の気分としては、下半身がフレームアウトしているのが気に食わなかった。だけどそのうちの一枚を正方形にして昨日のブログに載せて、このブログをあらためてデスクトップPCのモニターに映してみたら、なんだか悪くない。気になっていた「手前の人の下半身がフレームアウトしている」件が、あんまり、というか、ほとんどもう気にならない。そしてこの上の写真は正方形にしなくたって、悪くないんじゃないかな・・・などと楽天的に思った。こういうように、写真が違って見えるきっかけが、正方形にトリミングしたことがはじまりだったのか。見え方の思い込みというのか拘りを変更するために、写真をあれこれ(トリミングとか)変えてみることは効果的なんだろう。思いもよらない発見がある(こともたまにはありそう)。だけど読んでくださっている皆さんからすると、下半身のフレームアウトはやはりNGと思うのかもしれず・・・。楽天家は内心はびくびくと、あれこれを心配しているものだ。二十日と少し前の、この海の見える場所は、もう思い出せないくらい真夏で暑かったはずだ。思い出せないから「はずだ」と書くしかない。人はすぐに忘れてしまうから忘れないように頻繁に会っておきたい。それが、人でも街でも季節でも。