セイタカアワダチソウ

 私の方が急にセイタカアワダチソウばかりに目が行くだけなのか、それともセイタカアワダチソウにも繁茂する年と、他の植物に圧されて勢いを失う年と、それが繰り返されるのか。車窓から外を見ていると、セイタカアワダチソウの黄色い花が、感覚としては例年よりずっと多いように感じる今年の秋だ。

 1985年頃、横浜市緑区に住んでいて、ある秋の日に、オートバイで厚木まで仕事で移動したことがあった。その日の夕方に厚木から横浜に戻るときに相模川だったろうか、大きな川の河川敷が真っ黄色になっていた。もう一面全部セイタカアワダチソウの黄色い花で覆われている感じだった。その週末に今度はカメラをタンクバックに入れてその川まで行き、河川敷に降りて行った。オートバイは自動車よりも小回りが効いて、写真を撮るために頻繁に停車するのもらくちんだったな。そのとき撮ったポジ写真もいまはもうないと思う。

 セイタカアワダチソウは嫌われ者ですかね。ブタクサと間違えられて花粉症をもたらすと思われがちで。あるいは外来種で旺盛な繁殖力で在来種を駆逐しているからか。ウィキによればハーブティーにしたり、若芽を天ぷらで食べたり、できるようですね。

 写真の上は10/22に宇都宮線車窓から、下は10/21早朝に東海道線車窓から。