東横線桜木町あたり(80年代)

 1980-90年代の桜木町駅近く、渋谷から横浜駅を通り桜木町駅まで伸びていた東急東横線の高架線路を走ってい行く、車両のことはよくわからないので間違っているかもしれませんが9000系?かな、ステンレス車両が写っていました。これまた数日前に載せた写真同様に、当時撮ったポジフイルムを眺めていて見つけました。東急東横線横浜駅から桜木町駅までのこの高架区間はその後廃止されて、横浜駅から元町中華街駅まで、この写真よりもっと海側の地下区間に変わり、そこは東横線とは言わず、みなとみらい線と言うのだけど、結局はほとんどの電車は東横線経由でみなとみらい線元町・中華街駅まで行くわけだから、東横線みなとみらい線と名前を分けている理由がよくわからないけど、きっと経営会社の関連とかいろいろありそう。

 ジョエル・スタンフィールドの写真集「Walking the High Line」は、NYで、ここと同様高架に作られた線路が廃線となり、遊歩道として整備公開される前に雑草などが生い茂ったそこを撮った写真集。写真集を捲るたびに東横線の横浜と桜木町のあいだの区間も写真集の後書きに小さく載っている整備後の公園のようになればいいのになと思う。横浜市によると私がこんな風に思っていたのと同じなのかどうかはわからないが遊歩道か計画はあるらしい。

 タンクローリーとさらにその向こうのコンテナトラックに隠れて見えないけれど、その奥の高架下の壁には、無許可の落書きだったのか許可された絵だったのか、ペイントが続いていてこれもかっこよかったな。覚えているのはマリリン・モンローの顔が描かれていたことだ。先日の消防署や、高架の電車や、高架下の落書きのマリリンや、根岸や本牧にあった米軍住宅地や、この頃の横浜はアメリカっぽさが今より漂っていたかもしれないですね。それぞれの場所の、なんとかぽさは、強いほうが面白いからすこしつまらなくなったとも言えるかも。例えば下北沢のごちゃごちゃした感じも、映画ざわざわ下北沢の主人公が勤めていた喫茶店?バーかな?のあると設定された駅前マーケット街みたいなのがなくなってしまって、ぽさはすこし減った。新しいぽさも生まれてるのだろうけれど、画一的だと薄まる。

 本日10/30は鉄道動画や写真撮影を長らく趣味としている会社の同期の友人に案内してもらって東京の南千住や三ノ輪や荒川車庫のあたりをスナップ散歩してきました。今日もまた快晴の秋の日曜日だった。今日撮った写真はそのうちに使います。