少年の夢だったガレージの秘密基地

 写真は1/7に撮った、都内某幹線道路沿いの自動車整備工場。こんな会社の整備工場ではないけれど、自分の家にガレージがあり、そこに愛車や愛オートバイを止めて、それを整備するいろんな道具(上の写真で黒い車の向こうの棚のような)を置き、使い古された古ぼけたソファーがあり、トランジスタラジオがあり、古びた木製作業机で読書も出来るし、ちょっと眠くなったらソファーで横になればよい。夏には扇風機を回そうか。そういう自分の「秘密基地」のようなガレージが欲しいと、十代二十代の頃には思っていた。でもそんな夢はかなわず、ずっとマンションに住んでいる。

 ただ、自室は、リフォームしたときに一つの壁面に天井まで一杯に本棚を作ってもらい、そこには本はもちろんカメラやCDや小さなモノたちが置かれている。部屋には身体のサイズに合わせた最小限面積のシングルベッドがあり、そこで寝ている。もちろん車やオートバイは置けないものの、ちょっとは「秘密基地」っぽいかもしれない。ほとんど回らないけれど捨てていないレコードプレイヤーと、LPレコードも200枚くらいは残してある。

 これはいいことなのか?いまは居心地がいいからいい場所なんだろう。だけど、断捨離して広く明るくしようぜ!という気分のわたしももちろんいるわけだ。

 さて、どうしたものか・・・居心地の良い基地で、そう考える。