須田塾1月例会


 午後から須田一政写真塾に参加。私の写真についての須田先生の感想として、以前は一枚一枚それぞれの力で見せていたが、ここ数ヶ月の写真は一枚一枚というより全体として気分のようなものが伝わってくるよう。それは「一拍置いた」ような感じです、とのこと。須田先生が写真から読み取る撮影者の心境みたいなことはとても真を突いていて驚くばかり。最近は、このブログにも書いているとおり、映画にしても小説にしても大仰な物語はなくてよい、むしろあって欲しくない、ただ小さなエピソードが散らばっていれば良い、などと思っているわけで、そういう気分を言い当てられてた感じがした。加齢のせいかもしれないですね。加齢臭は避けたいですが加齢表現は致し方なしか・・・。この写真は1/9に相模川の土手道を撮ったもの。今日、須田先生は私の持って行った400枚くらいのプリントから一次セレクトで80枚くらいを選び、今日はさらに厳選をしてくださり、そこに残ったのは30枚くらいだった。この土手道の写真は80枚に残り30枚には残らなかった写真です。
 メンバーS野さんの夜の写真、いつものようなダークに一辺倒ではなく、夜のしじまのそこここに少女らしい可憐さの影みたいなものが写っている感じを受ける。良かったです。