2013-01-01から1年間の記事一覧

大晦日を歩く

大晦日、Tの部屋を10時過ぎに出て、歩き始める。近くの、かもめ食堂のような新しいカフェが万が一開いていたら、モーニングを食べようと思ったが、案の定もう年末の休みに入っている。そこでミスタードーナツに入り海老グラタンバーガーとコーヒーで朝食とす…

西へ、そして「北へ」

Tが京都に住んでいるうちに、京都の年末年始を過ごしてみたいものだと思い立ち、先週に引き続き、再び新幹線に乗り京都へ。途中米原あたりの雪景色を通り越し、快晴の京都に10時過ぎに到着した。 東福寺。ひさしぶりに、雪舟が造園しその後荒れていたところ…

西高東低

芸術新潮がつげ義春の特集を組んでいる。 中学3年のときに通っていた中学校のすぐ近くに平塚市図書館があった。中学校から北に、タイヤ工場と駅をつなぐ引き込み線を越えて、数年前にそこに展示されたD52型蒸気機関車の脇を通って行くと、ほんの数分で図…

前橋

写真は前橋の利根川にかかる大渡橋の上から。利根川に掛かる大渡橋を(多分)西から東へ渡ると、前橋市の岩神町あたりなんだなと、地図を見てわかった。岩神町には、群馬大学に勤めていた、母方の祖父母が、私が中学校に入る頃までだろうか、住んでいた。多…

詩の朗読を聴く

クリスマスイブの夜にスーパーマーケットに行ったら、ローストチキンがひとつ398円でものすごくたくさん、山積みになって売られていた。子供のころ(小学生のころ)平塚駅前の肉屋の店先でガラスばりの大きなオーブンの中で、「鳥の足」(と言っていた)が焼…

プロペラ・プロペラ

22日のこのブログに書いただらだらとした文章の最後に、吉川忠英のプロペラ・プロペラという曲にたどり着いた。この曲の入ったアルバム「イリュージョン」が「かもめのジョナサン」を書いたバックリチャード・バックの「イリュージョン」となにか関係があっ…

若者はなぜ

21日から一泊だけ京都に行っていて、22日の夜遅くに戻ってきました。 > テレビドラマ「若者たち」を見た記憶はかすかにあります。たぶん私は小学生の低学年か真ん中学年あたりだった。若いお兄さんやお姉さんたちが、なにやら一生懸命に生きている姿を見て…

鎌鼬

昨日、12/14土曜日のこと。 新宿御苑を歩いたあとに、Gallery PLACE M2で伊藤将太写真展「ピール・アパート」を見に行った。A1の倍くらい、というのがB1だったのかB0だったのか、その場でご本人に教えてもらったのにもかかわらず、もう忘れてしまったのだが…

旅人の気持ち

西脇順三郎の「旅人かへらず」を読み返して確認してないから、嘘になってしまうかもしれないが、こうして冬枯れた木々の、それも立派な大木というわけでなく、細い小路の両側にひょろひょろと細い枝を絡ませているような、なんだろうかそうだな、大きさは山…

ぼんやりとしか

部屋の中を整理していたら、読んだのか読まずに放ってあったのかも忘れてしまった本があって、ぺらぺらめくってみた結果、途中まで読んだけど読み終わらないまま、いつか埋もれていった本だろうと結論づけた。こう書くと、考古学者の年代同定作業のようです…

思い込む

通販で買った、フリースを起毛させたデニム地の冬用ジーンズは、通販カタログの写真の背の高いイケメンモデル君が着ているとそうでもないように写っていたが、いざ届いたものを私が履くと、かつて自分のものだったどのブルージーンズよりもだぶだぶと太かっ…

新宿御苑 銀杏の下

午前、東京都近代美術館でジョセフ・クーデルカ展を見る。 午後、新宿御苑でお弁当を食べて、本を読んで、昼寝をする。 夜、六義園で大勢の人の列に加わって園内の細い道を辿って歩く。

ダウンのジャンパー

今朝はだいぶ冷え込んでいた。もう流行遅れの部分が形のどこかにあるのろうが私にはそこがどこなのかよく判らない十年かもっと以前に買った、フェール・ラーベンのダウンジャンパーを今年初めて着て外に出た。七時ころのことです。いちど帰宅して十時半に、…

画家と庭師の映画

このブログを更新するとき、長い文章を書くのは実はそんなに時間が掛かっていなくて、キーボード連打でガーッと書いていることが多い。読み返すと(デジタル変換的な)誤字脱字があって慌てて直したり、数日過ぎて気が付いたものなんかは放っておく。それで…

季節が巡り

季節が巡り、なんてタイトルを書くと、なにかセンチメンタルなことでも書くのか!?と思うかもしれないけれど、牡蠣のことです。そして毎年毎年、このブログにこの季節になると同じことを書いているような気がする、いちいち読み返していないけれど。すなわ…

神宮外苑銀杏並木

吉祥寺の武蔵野市美術館で昨日からはじまった森山大道展「モノクローム」を鑑賞。そのあと古書/新刊「百年」に行き、飯島耕一著「暗殺百美人」、古井由吉著「野川」を購入。本を買わずに何冊か、積読タワーからの読書をしていて、書店にしばらく行かずにいた…

植田正治のつくりかた

東京駅ステーションギャラリーで植田正治生誕100年「植田正治のつくりかた」展をやっていた。神田珈琲園で開催中の須田塾仲間の小島さんの写真展を見たあとに、大手町を通って東京駅まで歩いて行き、ふと横を見たらステーションギャラリーの入り口で、そこで…

口は大を吉

自分が、自分の撮った写真から、何かの目的で、たとえば誰かに写真を見てもらうとか写真展をするとかポートフォリオを作るとか、そういう目的で写真を選択するとして、その選択眼は写真を撮っているときに、ここを撮ろうと思う撮影の選択眼とだいぶ違ってし…

ブーヴィエ

「ニコラ・ブーヴィエ世界」という本は数年前に購入して最初の数十ページを読んだあと積読タワーに埋もれていたが、今年の春にkyoto graphieで展示を見たこともあって、だけどその直後に再読し始めたわけでもないところが理由として微妙なのであるが、この9…

遠回り

寒い日。都内から茅ヶ崎へ帰宅する途中、蒲田-川崎間を走行中に、東海道本線が藤沢駅での人身事故で停まっていると放送が入る。その放送の車掌の話し方が、アナウンサー教室でも出ているのかと思うような流れるようでかつ明解な声。そこにニュース原稿でもあ…

津田直展@T.O.D.A ブラッドベリ@SHOZO cafe

朝、8:40分過ぎに宇都宮駅を発車する東北線下り普通電車黒磯行きに乗って、終点の黒磯へ。一昨日もしくは昨日までの天気予報によれば今日は晴れの予報だったが、最近の私の単独行ではいつもそうなってしまう(ように感じる?)通り曇天で、陽がさす気配もな…

雨模様の一日。午前、亡父の墓参。黒い傘をさしたまま墓の前でごそごそと、花を生けたり、お線香に火を付けたりする。そのあと、実家へ立ち寄り、母と妹と一緒に昼食を食べる。 > 午後3時過ぎに、藤沢駅北口あたりにある数件の古書店、ブックサーカスとかブ…

見上げてごらん

都内か横浜か、どこかへ出かけようかな、と具体的な行き先は決めないままだが、そんな了解のもと、家族のMと二人でバスに乗り茅ヶ崎駅へ出てみたが、ちょうど正午を回ったところでお腹が空いている。それで、茅ヶ崎駅を北口から南口へと改札前を通過して渡…

身体性って

東京都写真美術館へ。11時少し前に、受付で、15時開始の須田一政×鈴木理策トークショーの入場整理券を受け取る。すでに32番目だった。そのあと、地階で展示中の写真新世紀2013展を見る。優秀賞の五作品を展示/ブックを順に見ていく。優秀賞の水野さんという…

神田古本まつり

2004年から2012年まで須田一政写真塾に通っていたが、その会場は、神田須田町の老舗の和風喫茶「竹むら」の二階→日本橋に当時あったギャラリーPGI→神田珈琲園二階と変わって行った。竹むらに毎月行っていたのに、その近くにカレーの店「トプカ」があるこ…

須田一政写真展「無名の男女」トークショー ほか

写真は24日の夜、茅ヶ崎の住宅地の中にある畑。何を育てているのかわからないが養生のために薄い布のようなものが掛かっている。 > 26日土曜日。午後3時より中野の冬青ギャラリーで開催中の表題の写真展に合わせて行われた須田一政×林誠治トークショーを聞…

角の煙草屋までの夜の旅

24日、早朝3時に寝苦しい感じで目が覚める。トイレに行き、また布団に入ったがもう眠れないのだった。しばらく暗闇の中でじっとしていたが、寝るのをあきらめて部屋の電気を付けた。枕元に未読の本(のほんの一部)が積んである。一番上に昭和54年第一刷発行…

In The Wee Small Hours of the Morning

昨日のことだが、電車の中でiPODから音楽を聴いていた。選んだのは山本剛トリオのダフードというアルバム。それを聴きながら読書中の福永信著「星座から見た地球」を読んでいた。この本は数年前にBOOK OFFで105円で買ったままずっと読まずにいた。読まないま…

この一週間

14日月曜日。鎌倉宮薪能ステージで開催されるROOT CURTURE FESというイベントに行ってみる。細野晴臣が高田漣や青葉市子とともに出演するのを見たかったので。暮れ行く空をバックに、季節外れの「夏なんです」(はっぴいえんど時代の曲だ)から、最近のHOSON…

地獄めぐり

佐内正史写真集Trouble in Mind のようなオレンジ色ですが、これはフィルター効果でも画像処理でもなく、別府鉄輪(かんなわ)温泉の血の池地獄です。思ったよりも見応えがあった地獄めぐりの観光バスツアーでした。 > 朝、宿を出て、近くの別府タワーに上…