KYOTO GRAPHIE 2024

 14日から五日のあいだ、キョートグラフィー期間に合わせて、写真展巡りと建築見物とグルメ(笑)を目的に京都に旅行をしてきました。河原町通烏丸通りや堀川通などの南北の太い道路と、五条通四条通御池通などの東西の太い道路に囲まれた長方形の範囲の中にも、名前のついた通りが南北に東西にきっちりあって、そういう「大通りに囲まれた長方形の中」を適当に歩いてることが、実のところ私が京都を旅行しているほとんどの時間で、目的は写真展やら建築巡りであっても、京都だなぁ…!と思う本質はこの歩いている時間にあるに違いないと思うのです。街路樹も少ないし歩道も線で区切られているだけだし。だけど、並んでいるビルや家屋の、そんなにでかいビルはないですね、その建物の古い日本家屋から新しいデザインに趣向を凝らしたビルまでの渾然一体が嫌な不統一ではなくて、なんかそれが京都らしさを作っている、だから楽しいですね。

 それにしても日本語が聞こえてこないくらい、海外の方が多くてびっくりしました。写真は上記の長方形の中のどこかです。前後の写真を見ればどこかわかると思うけれど、まぁどこでもいいです。

 影が長く伸びる夕方。または夕方に近い時刻。歩き疲れて重くなった足。首にさげたカメラで、ときにはノーファインダーで行き交う人を撮る。季節外れの暖かさで身体が熱を帯びている。さて、ではそろそろ休もうかな。たまたまあったカフェに入るかな、それとも……グーグルで現在地を示し、近くのカフェと入れると赤いピンマークが重なって一杯になりました。