2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

終点のバス停でひとりで過ごした深夜

写真は東銀座のとあるビルの階段の窓から。ふと見ると隣の駐車場に帽子を被った紳士が自分の車が出てくるのを待っていた。きちんと立って。そんな光景です。先日、撮影。以下は写真とは関係ない話です。 鉄道駅の改札を抜けて左に曲がると、正面に階段があり…

階段からの報告書

日の当たるコンクリートの階段は暑くなっていて、私が座ると同時に、面倒くさそうな動きで、日に当たってじっと微睡んでいたように見える茶色っぽいトカゲが逃げて行った。 海沿いに西から東へ通過していった低気圧が作った大きな波が来ていたのが先週の木…

アフター・スタバ

スタバの鎌倉御成町店はフクちゃんの漫画で知られる漫画家、故・横山隆一さんのご自宅のあった場所にあり、八重桜や藤棚や小さなプールのある横山さん宅の庭が残してあり、そこに面したテラス席もある。今ごろはそのテラス席が気持ちが良い。朝9:00前に本…

終わらない夏

東銀座のAKIO NAGASAWAに森山大道「記録」を観に行く。大きなプロジェクター数台から複数の投影画面に写真が映し出されて、その複数の画面の写真は、5秒周期くらいで別の写真に変わる。それが一巡するのにけっこう長い時間が掛かったから、いったい何枚の写…

作り話

昨日のブログにカフェのアクリル板に映った外の新緑の写真を選んだ。そんなことはもうすっかり忘れて、今日は、以前に撮った写真を見直し、これを選び、モノクロに加工してアップした。アップしたときに、アクリルかガラスか、今日もまた、そういう透明板に…

先人に学べTシャツ

日曜日に朝倉摂展に行った昼、美術館の近くのカフェに行き、チキンカレーを食べた。そのカフェの大きなテーブルにはコロナ対策のアクリル板が置かれていて、その板に、反対側にある店の窓の外の新緑と、窓の前の席に座っている客のシルエットが映っていた。…

写真は思いを馳せる起点

一枚の写真。露光した例えば1/125秒のあいだの光が固定した静止画を作り、過去になったその化石のように固定された瞬間の光景を、後日に眺めると、その静止画を起点にして、その前後に流れた時間に思いを馳せる。風の冷たさや強さ、潮の香り、波の音。風に負…

初夏がやってきた

とうとう初夏がやって来たと、会社の窓からごちゃごちゃと建物が建て込んでいる都内の街や、その所々に挟み込めれているような木々の緑や、遠く霞んだ空に飛んでいる旅客機や、私自身のボタンを外して2回折り返したワイシャツの袖を見ていて、そう思った。 …

願うこと

起こってしまうことは、最初に驚天動地であって、悲嘆や心配に明け暮れても、やがてそれを受け入れて慣れて行ってしまい、個が無意識の諦めとともに受け入れてしまうと(多くは不安を不幸に変えても妥協して)、本当に起こってしまったことに直面している「…

葉山の美術館まで

朝、起きて、さて今日の日曜はどうしようか?平塚市と茅ケ崎市と鎌倉市と葉山町の美術館の企画展を調べてみる。葉山の美術館に朝倉摂の展示を観に行くことにして9:05くらいに自家用車で茅ケ崎の自宅を出発する。晴れた日曜日で、9時過ぎの出発だと、渋滞に…

新宿

新宿の某所の喫茶ルノアールで知人の写真家さんと元写真雑誌編集長さんと会って、写真のことと、写真とは関係ないことをおしゃべりした。雨は降ったり止んだりしている。新宿の西口の構造は良く把握できていない。たぶん、ここ数年でがらっと変わった渋谷も…

今日のこと

テレワークの昼休みに、歩いてもほんの3分の場所にあるテイクアウトパスタの店まで自転車で1分以内で行き、冷製パスタを買ってくる。めんたいこと小さく刻んだトマトとブロッコリーのパスタだった。テイクアウトパスタの店のすぐ隣にはパン屋があるので寄り…

5月

朝、5:30、東に向かう。真正面から朝日が当たるあいだはサングラスを掛ける。いつも通り、この時間でも幹線道路には車が列をなし、渋滞ではなくとも一度赤信号になると、何台もの車が列を成す。隣の車線にトラックが停まる。左車線にはトラックが多い、右車…

坂のある町

梶井基次郎の「城のある町にて」という小説を読んだのは、たぶん高校生のときで、以来、同じ作家の「檸檬」などは何度か読んだかもしれないが、この小説は読み直していない。ただ、坂を上ると小高い城があり、そこから遠くに花火を眺めるような場面があった…

スローなブギにしてくれ

高校時代の友人K君が、1981年の美術手帖11月号「写真/道具から表現へ」をバッグから取り出して、長い間借りていたと思うんだ、と言って、返してくれた。私にもその本を貸した記憶などないので、本当に私が貸したのかは判らないが、受け取っておいた。ページ…

5月の一週間

5/8に湘南の海で撮った写真。きっとこんなのはありきたりの写真に属していて、でも犬が海を見ているのがシンプルに可愛い。春の進みは早い。この写真を撮った日には、まだ少し遅咲きの、あるいは日陰に、つつじの花が残っていたが、それから八日が過ぎてつつ…

御礼 写真とイラスト・2人展終了しました。

Shinjuku 2015.10.17. ネオンの明かりを車体に反射させつつ、信号に従ってたくさんの車が整然と通っていく。もう誰も覚えていない出来事がどこにでもあるんだろう。誰かが表明した意思は、どこに消えて行き、どこで芽生える? Unknown 場所も撮影年もわから…

写真とイラスト・2人展の二日目と、45年前のこと

Chigasaki 2009.02.14. 南風が強い日には潮と砂が飛ぶから眼鏡のレンズがすぐに曇る。それでも、向かい風を受けて、目を細めて、逆光に輝く太平洋を見るのは悪くない。なんていうか、それが湘南だ。 Unknown 1990s この頃は、エアサスのステーションワゴンに…

雨の金曜 写真とイラスト2人展初日

雨男の本領発揮とはいえ、奇跡的に搬入の時刻、9:40くらいに会場の茅ケ崎市文化会館の駐車場に着いたときは雨が上がっていて、展示作品も濡れることもなく無事に会場に持っていけました。13:00、イラストと写真の二人展が始まりました。本日ご来訪いただい…

雨男

今朝はまだ晴れていて、東に向かう早朝の高速道路を走るのは眩しく、眼鏡の上に被るように付けるサングラスを掛けた。遠くのビル群は霞んでいる。でも午後からは雨が降り始める。明日の午前に搬入し、明日の午後からはじまり、日曜の夕方まで三日間展示をす…

一度しかない

今日も本棚から気まぐれに一冊の写真集を抜き出してみる。久しぶりに捲ってみたのは喜多村みかのEinmal ist Keinmal。検索するとeinmalは一度、keinmalは一度もない、とスマホに表示された。2013年に福岡に知人の個展を見に行った。帰宅する日に空港に行く前…

波の絵

在宅勤務の日の昼休み。今日も仕事をするテーブルのすぐ横の本棚に並んだ本から一冊を抜いて捲ってみる。1984年の本、稲越功一・村上春樹「波の絵、波の話」。渋谷のパルコの上階だったように記憶しているのだが、この本の出版に合わせて写真展が開催されて…

もう昨日になったサーフィン写真

5月9日は雨模様。写真は昨日5/8の快晴の日曜日の茅ケ崎海岸です。天気予報によれば、今降っている雨が明日の未明には止んで、明日は晴天が望めるものの、その後はしばらくずっと雨が続くらしい。こんな写真を撮ることが出来る日もしばらくはないのかもしれな…

辻堂海岸遠望

朝、8:00頃に、チャリンコ(自転車)に乗って海へ行ってみたら、たぶんサーファンには最高の波が次々と入って来る日曜日になったようで、大勢の主に真っ黒のウェットスーツを着たサーファーが海に入っていた。眺めていても、どの人が上手でどの人が初心者な…

葉山の海

葉山町の森戸海岸の沖合100mくらいだろうか、一人か二人が乗った手漕ぎのボートが何艘も浮かんで釣りをしている。何が釣れる季節なのだろう。同じ海でも、カヌー遊びの人が多い日があり、スタンドアップパドルボードが多い日もあり、ディンギーだらけの日も…

チョコミントラテ

ときどきメニューを見て、これ!と決めたものが出されたときに、ちょっと驚いてしまうことがありますね。「かっこ、笑い」というところでしょうか。居酒屋で言えば、日本酒メニューがずらりと並んでいるとして、そのなかである一つをエイヤッ!と決める(店…

感じること

上の写真は昨日、大磯の砂浜で遊んでいた二人の少年です。不思議な遊びで一体彼らはどういうルールの遊びを発明実践しているのか見ていても想像すら出来なかった。こうして寝転がってじっとしていて、なにかの拍子に立ち上がってボールを転がすんだけど、ま…

ピンクの花

読書をしようと思い立っても、自室にいると、結局いろいろと、例えば気になっていること(本当は大して気にしなくて良いこと)をついつい調べたり、中途半端な衣替えをしてみたり、そんないろいろで意外に時間を使ってしまい、読書の時間を確保しようという…

ただの風景

まだ読み終わっていない文春文庫の「自転車泥棒」という本の213ページに 「本当の風景を撮るには、そこでかつてなにが起こったか思い巡らすのがいちばんだ。想像力を働かせれば、アドレナリンが実際に体じゅうを駆け巡り、皮膚に鳥肌が立つ。その刹那にシャ…

ポーラ美術館

昨晩、日帰りで行ける範囲の美術館の開催中の企画展を調べていたら、箱根のポーラ美術館で「モネからリヒターへ/ポーラ美術館開館20周年記念展」が始まっていることを知り、行くことに。思ったより道は空いていて、開館の9:00の少し前に到着できた。そのと…