2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

西風が吹くI Love Youの日

十年くらい前には写真用の135フォーマット(一番普通のやつ)の36枚撮りフイルムは安価なものを探せば300円くらいで買えたと思う。一年か二年前にたまにはフイルムカメラを使ってみようと思って調べたら一本1000円以上になっていて、うへぇ高いなあ!とびっ…

そんなことを思っていたんだ

その日、YouTubeで最初に何の動画を観ようと思ったのか忘れてしまったが、動画をひとつ見ると、関連する動画がずらりと並んだものからまた一つ選び、するとまた関連する動画が並ぶから、またそこからひとつ・・・と気ままに選んでいく様は、あてもなくここか…

全盛期の熱帯夜はもう来ない

写真はこのブログの7/19に書いた小説めいた文章の舞台となっている殺風景の道を今度は真夏の昼間に車窓から撮った写真です。そして続編の短編を書いてみました。ここのところずいぶん涼しい。もう熱帯夜は来ないのかな。と思って週刊天気予報を見たら最低気…

変わらない夏の海風

昨日の土曜日、都内で写真展を三つ見たあと、東京駅から東海道線に乗り、自宅のある茅ケ崎駅からひと駅先の平塚駅まで行った。平塚駅西南口で妹と合流し妹の自家用車でとある場所に行き用事を済ませた。東海道線で相模川を渡るときに、ウインドサーフィンの…

朝五時前の本棚

朝、四時半に目が覚める。ゆっくりと開けた目に自室の本棚がぼんやり見える。外はまだ暗く、カーテンを開けても部屋は暗いままだった。トイレに行きまた眠ろうとしたが、そのときにぼんやりと目に入った本棚を、そのぼんやり見える通り(のイメージで)写真…

海の魅力

一昨日のブログに載せた水平線の写真を撮ったときの別のコマで、より東へカメラを向け、だいぶ焦点距離をワイドに引いている。左下に見えるのが江の島。ここに来て江の島を見ると、右、すなわち沖合に向けて進んでいくマッコウクジラのようだなと思う。 江の…

どういう気分でなにを考えていたかは忘れた、故にその日はいい日だった

2018年の8月に撮った写真を見返してみた。街角スナップに写っているひとたちは誰もマスクを掛けていなかった。その年の8/18に私は夕方から池袋へ行き、写真同人ニセアカシアの同人写真集の第八号を作るための打ち合わせに参加した。駅から少し歩いたビルの二…

光るまち

朝7:00から在宅勤務を開始し、15:30に定時を迎え、大磯にある自家用車のディーラーまで車を持ち込む。8月上旬に高速走行中に細かい振動を感じたのちエンジン警告灯が灯った。いつもの大磯のディーラーが夏休みだったので横浜のディーラーに持ち込み、応急…

湘南

高校の夏休み中にクラスで企画したイベントのために夜になったばかりの時刻に、海沿いの国道の街灯が届かないような防砂林の海側のサイクリング路に集まるのは、参加の意思がはなからなかったり旅行中のやつを除くと女子十人に男子が十三人といったところで…

季節とともに

春になるとマンサクが咲き、梅が咲き、福寿草を見つけ、木蓮は白も紫もいいと思う。それから桜が咲くと東へ西へと走り回るようで、いっせいに新緑が立ち上がると、さまざまな緑に彩られる山を見上げるだろう。春の薔薇をどこかの薔薇園に観に行く。父は紫陽…

徐々にだったり急だったり

写真は8/18の夜に茅ケ崎の「近所」から「駅の辺り」を散歩したときの写真です。私が茅ケ崎に横浜市緑区から引っ越してきたのは1989年で、当時はフイルムカメラ、ライツミノルタCLとかコンタックスTとかオリンパスXAなどの比較的小さなカメラを会社のバッグに…

鉄橋の下の釣りが少し気になる

高田渡(というもう亡くなってずいぶん経つフォークシンガー)に、日曜日に近くの川まで魚釣りに行き、日がな一日そこで過ごしている、という歌詞の曲があった。日曜日にはあの小川まで行き、朝早くから夕暮れまでずっと、糸を垂れている。酒を抱いて行って…

百日紅と古本

読書中の乗代雄介著「本物の読書家」を読んでいたら登場人物のあいだで語られる小説の話のなかに、アンダスンの「ワインズバーグ・オハイオ」が出て来た。以前、読んだよなあ、と思い出し本棚をさーっと探してみたが、見つからなかった。見つからない文庫本…

ブックカバーになった画像の経緯報告

8/18、午前雨、午後は晴れ。以下の①~⑥を行った日。 ① 数日前の2022年8月14日、ときどき小雨が降る曇天の葉山町まで国道134号線を使って自家用車で行き、森戸神社辺りを散策した。比較的涼しい午前だった。昼頃には天気は回復した。気温が急上昇し湿度も高く…

若い力と帰って来たウルトラマンのメドレー

1947年、昭和22年、第二回国民体育大会が石川県で開催されたときの、新聞切り抜きとこの写真と、ほかに競泳競技中の50mプールを写した写真など計4枚が、二十代だった父のアルバム帖に貼ってありました。新聞の切り抜きには石川国体に合わせて「大会主旨高揚…

物語のカケラ

たまにこのような、HDテレビになる前のテレビ画面を見ている感じで、低画素で諧調を圧縮し、色を少し抜いたような写真というか画像を作っている。元の写真は走っている電車の車窓から次の瞬間は後ろへ流れ去る一瞬の風景であって、家に帰ってからPCモニター…

真夏が過ぎゆくことへの焦燥

写真は9年前の7月下旬、鎌倉由比ヶ浜の夕方。この写真を見ていて思ったのは、夏という季節を構成しているひとつひとつの夏の日があって、その夏の日は朝も昼も夜も夏真っ盛りで、どこにもほかの季節の侵入を許していないようでいて、唯一、この写真の時刻、…

午前は雨、午後は晴れ

昨日は台風で一日中ずっと雨が降っていた。相模湾に面した町には大雨と波浪の警報が出ていた。今日、日曜日の午前もまだ雨が残っていた。わたしが日々身体を動かすのはウォーキング(スナップしながらの街歩き)しかないのだが、ここ四日ほど私事で忙しくて…

植物の塊

金井美恵子の目白四部作を読み直してみようかな、と思って本棚をさがしたら「文章教室」と「タマや」と「小春日和」の三冊が並んであった。「道化師の恋」は持っていなかったのだろうか。「文章教室」最初の最初の方で女性同士の会話が続くところ、 「どうし…

物語の分岐点

昨日のこのブログに「偶然に運ばれる」ようなことについて書きましたが、しかし、これは「必然的に発生する意味の或る偶然に運ばれる」かもしれず、もっと簡単に言うと「必然に運ばれる」ということかもしれないですね。ブックコメ欄にUさんから「運命的な偶…

どこかから運ばれていまここに

まぁなんか、ざらざらした質の紙の向こうに電球が置いてあるようにも見えますね。月です、薄い雲の向こうに満月にもう少しの月がありました。トンネルや洞窟や井戸の奥から、光の入って来る方向を見ているようだとこれはそのときの空を見ていて、ではなく、…

無題

工事中の仮設の?歩道橋は真夜中でも煌々と光って道筋を示してくれています。むかしパリに行ったとき地下鉄のドアが開いたら車中でギターを弾いて歌を歌っている青年がいました。「天国への階段」を歌っていた。あのとき彼の歌を正面で聞けずに、無視するよ…

西の空の積乱雲

午後4時頃に茅ケ崎市から平塚市へと相模川を車で渡った。国道一号線の橋からは真正面に積乱雲が立ち上がっていた。渋滞の車の列は動いたり停まったりしていた。歩行者と自転車用の歩道を向こうへ走っていく自転車がシルエットになるまで数秒待ってからシャッ…

誰かの痕跡マニア

最近このブログには昨日のことを今日書いていることが多いです。昨日、8/7日曜日、午前のうちは曇りがちで昨日からの延長で涼しかったが、午後になり気温があがり、湿度も高くなり、一気ににっぽんの夏が戻って来た。夕方、カメラを首にぶらさげて近所の畑の…

実家の庭に向日葵が咲いていた

車で20分で、隣の市にある実家に行ける。私が15歳のときに父が知り合いの工務店に依頼して建てたその家に私は18歳まで住んだ。たったの3年。そのあと大学時代に名古屋に下宿し、就職して横浜の田園都市線沿線の当時は狸の出るド田舎だった緑区の寮に住んで、…

夜のホーム

昨日の金曜、朝早くいつも通り自家用車で都内の会社に向けて出発したが、最初の高速の出口あたりで減速中、車が小刻みに振動して、なんか変だなぁと思っていたら目の前でエンジン警告灯が点灯した。とりあえず家に引き返して車を駐車場に入れてから、バスと…

アメリカの鱒釣りを再読

R・ブローティガンの「アメリカの鱒釣り」を久しぶりに再読した。これはアメリカにおける鱒釣りの指南書なんかではないです。あるいは釣りエッセイでもない。かなり短いものがあれば、それに比べるとちょっとは長い47の短編で構成されている本だ。鱒釣りをし…

工場のラインに戻ったようだった

ここは国道一号線、東海道の横浜市戸塚区原宿の交差点の地下道。原宿と言っても、竹下通のある都内の原宿じゃない。赤いメルセデスがいまトンネルの屋根の下から明るい日なたの領域に進んだところだ。次に止まっている車列が動き出せば、私の「蟹みそ色」のM…

燃える夏の陽

一直線に伸びる国道の向こうの方を走る車や、歩いている人がゆらゆらと陽炎で揺らいでいる。それは空気がゆらゆらと立ち昇っていくのが理由だろうけれど、なんだか車も歩いている人も、本当に溶けて崩れてしまうように錯覚する。すると、今度は自分自身が溶…

山の上で何かが光っている

二日前の土曜日の8時頃、湘南平に上がって、広く相模湾を眺めては写真を撮っていたときに、遠くの山の上にこの写真の光を見つけた。ここから湘南平に向けて人工的に光線を放ち、真夏の快晴の日にこれだけの光量を湘南平まで届けるのは不可能だろう。ところ…