2016-01-01から1年間の記事一覧

大晦日の夜の街

人通りは少ない。どの家でも居間で大晦日のテレビを見ているのだろう。私はTと知らない街を歩いている。Tが次に住む候補の街をいくつか見に行くと言う。どれも降りたことがほとんどない駅だったので、では同行して街を写真に撮ろうと思ったのだ。どこも住宅…

葉山の海

買ったばかりの望遠ズームを使いたくて、自家用車で立石と長者が崎(三浦半島の西海岸側)の無料駐車場に順に車を停めては、そのあたりの海辺で写真を撮った。家を出るとき富士山が雲に隠れて見えていなかった。立石に着いても富士山は見えなかった。長者が…

日暮れに急かされるように

今日から冬休み。昨日、ヨドバシカメラで70mmから300mmの望遠ズームレンズを購入したので、今朝は早起きして湘南平にでも出かけて、早速使ってみようと思っていたのだが、あまり早く起きることが出来なかった。それで湘南平行きは取りやめる。昼に家族の…

大宮往復

天皇杯の準々決勝、大宮と湘南の試合を観戦に行く。青春18切符を使って茅ヶ崎と大宮を往復。試合は1点リードされた湘南が、一人退場者を出して、ますます勝利は難しくなったが、そこから同点に追い付いて90分を終え、延長前半には勝ち越しに成功する。90年代…

「久しぶりに」と「むかしはよく」のあいだ

昔はよく行っていた。 何回か前のこのブログに書いたように、茅ヶ崎の家の近所の畑地を中心とした散歩も久しく行っていなかった。この秋に、雑司が谷の鬼子母神や足利の鑁阿寺で記念物に指定されている大きな銀杏を見上げたのだが、それぞれ大変立派な木では…

南に向かって左側の車窓

夜八時〜東京駅八重洲地下街にある店でニセアカシアの忘年会と称して林さんと松本さんと今後の計画や近況を話し合う。八時に東京に着くために宇都宮駅五時半過ぎの電車に乗っていく。これは車窓の風景です。 あぶりしめ鯖、里芋煮、蛸のから揚げ、鯛の薄造り…

操上和美トークショーなどなど

まだ二十代の某氏は、大阪府と北海道を経ていまは栃木県に住んでいて東京のあちこちには行っていない。その某氏が私も聞きに行く予約をしていた操上和美トークショーを品川まで聞きに行くというから、それではその前と後に、どこかを案内しましょう、と言う…

散歩日和

右の肩が冬になると異様に凝ってしまうのは、いつも外出のときにトートバックを右肩にかけていることや、会社の書類バッグも手に持つのではなく、ついついショルダー紐を右肩にかけてしまうことに起因しているのかもしれない。と思ったので、あまり使ってい…

日曜日の朝

12月最初の日曜日の朝、カメラと財布を持って近所の散歩をする。動機は近くの神社にある大きな銀杏の木を見物に行こうとかんがえたこと。 昔・・・と言うのはこの場合は五年か十年か前のこと、近所の散歩にもっとずっと頻繁に行っていた。神社の横の道を北に…

紅葉見物

例年通り、12月の最初の週末には新宿御苑に行く。さらに、今朝は早起きして、新宿御苑に行く前に、自家用車を運転して伊勢原の日向薬師にも行ってきた。日向薬師の裏山と言っていいのかな、駐車場から登っていくハイキングコースの入口のところの梅林の回り…

今井浜 伊豆稲取 伊東

昨年の秋のはじめ、熊本に家族旅行に行き、その「自由時間」・・・ま、強引にそんな時間を作って、宣言して、奥さんと娘から自由になって、大急ぎ調べておいた場所を回るわけだが、その「自由時間」に喫茶店の珈琲アロー https://s.tabelog.com/kumamoto/A43…

初雪 関東平野

雪が降る、と言う予報にもかかわらず、降らないだろうとたかを括るのは、予報が外れたことが何度もあったからで、予報が当たったことの方が多くても、外れたことの方がずっと覚えているから、そうなる。予想外の方が、驚くのは当たり前か。予想外が、喜怒哀…

足利 館林 浅草

かまめしも みぞれるものの ひとつかな 久保田万太郎 > 午前、JRを乗り継いで宇都宮から小山経由で足利へ。足利学校はなにかのイベントの日で、入場無料と引き換えに、いつも見学できる講堂(のような建物)を見学できない。紅葉を眺めて、同行Mのスマホで…

朝霧の相模湾

19日土曜は雨。夜中のうちに雨が上がった日曜は霧の朝になっていた。自家用車で湘南平(相模平野と相模湾を見下ろせる丘陵地帯の展望台がある広場)に行ってみる。相模湾はまだ霧の中に埋もれていた。

快晴の日曜

土曜日曜と快晴が続くなんて何週間ぶりだろうか。昨日の城ケ島行は急に決めたこともあって、いつもバッグに入れている1インチセンサーのコンデジで写真を撮った。今日は久々にDSLRを持ち出す。 鎌倉を歩く。大町の方から裏道をたどって光明寺へ。本堂のなか…

城ケ島

どんな話だったかは覚えていないが、小沼丹に自動車旅行と言う短編があった。小沼丹が私小説風の短編小説で活躍していた頃の作品だとすると、昭和30年代40年代に書かれたのだろう。 そのころの自動車旅行の私自身の実体験で思い出せるのが、父か母のどちらか…

日々

新宿のエプサイトで開催中の山下恒夫写真展「日々Ⅲ」を見に行く。山下さんがカメラを向けるその先は、日々に起きる、いや、日々のなかで出会う、ささやかな小波のようなところだ。散歩に出て、やぁあんなところであんなことをやっているぞ、ふと立ち止まりポ…

水平線の上の雲

30日の日曜、また湘南平へ行ってみる。今日もまた曇っている。水平線上にわずかな彩度の差をもって、雲が並んでいることが見て取れる。上空はほとんど抑揚がない、平板な一面の雲だ。こんな風な写真を数枚撮って、ほかに撮るところが見つからない。 これを撮…

雨の上野公園

金曜の夜は8時まで開館している東京都美術館にゴッホとゴーギャン展を観に行く。雨の夜のせいもあるのか、ガラガラってわけではないが、まぁ、空いているのだろう。ストレスなく絵を眺められる。展示はゴッホとゴーギャンが南仏でともに暮らした、短い、け…

デニーズモーニング

朝、家族のなかで一人だけ早く目が覚める。一人で珈琲でも飲みながら朝の読書で有意義な時間を過ごす、そんなこともこうして書くことは出来るが、実際にそうしようとは思わない。窓から外を見ると、今日は薄曇り。たまに日がさすので少しはましかな。ずっと…

鎌倉

鎌倉にある写真家の十文字美信さんのギャラリー・ビーに「刻々」と題された写真展を見に行った。 もう一つ、神奈川近大美術館鎌倉別館に「松本竣介 創造の原点」も見てきた。 十文字さんの写真展。 山間と思われる渓谷の清い水の流れ、流れのなかの砂や岩、…

すぐに暗くなる

それはもちろん、どんどん日が暮れる時刻が早くなるわけだが、わかっていても、その早さに驚く。ときどき乗る電車がU駅を発車するのは五時半、もう暗いことが頭では理解できていても、えっもうこんなに暗いのか、と驚く。 まぁ、なんでもそうなのかもしれな…

多摩川の下流を見に行く

ちょっとわけありってことで、十日ほど、アルコール禁止、消化のよいものを食べること、運動はダメ。その四日目の土曜。運動もダメと言われて、運動などなにもやっていないのにウォーキングもですか?と聞いてみて、それもダメだと言われてがっかり。普段、…

もう3ケ月前、7月の茅ヶ崎西浜

バスのなかでお母さんに連れられた五歳くらいと三歳くらいの男の子の兄弟が話している。三歳の、まだ舌足らずにしか話せない男の子が 「じゃりがににしゃしゃれた」 と言っている。繰返し言っている。舌足らずだが、日本語だから、すぐになにを言ってるのか…

四年前と変わらず

昨日までの三連休。初日は家にいた。真ん中の日は小雨模様だった。家族のMと車で横須賀美術館に行ってきた。三日目は曇りだった。こんどは一人で東京都庭園美術館に行き、そのあと、目黒から山手線の線路に沿うように代々木まで歩いた。むかしの写真、ほんの…

霞んでいる遠景

国道1号線の大磯駅近くにタイ料理の食堂がある。五年前にはまだなかった気がする。二年前にはもうあった気がする。車を運転して通り過ぎるときにチラッと見えるから、いつのまにか認識された。そこで今日ははじめてその店に家族の某と一緒に行ってみた。二種…

ニセアカシアの七号の行方

目標より遅れてまだ未発刊のニセアカシア(私も参加している写真仲間の同人写真集)7号の編集会議を、同人のうちの三人が集まって新宿の古い喫茶店の地階の奥の四人席で行う。さて、閉塞感を打破して、刊行に向けて加速が出来るかな? その前に、新宿Nikonサ…

並走する私鉄

自分が乗車している南行のJR宇都宮線が真っ直ぐ進む。そこに右後ろから左前へと、東武の線路が高架になって緩やかにカーヴしなから交差する。 こんな風に、交差したあとに左側に見える東武の線路に、ちょうど電車が並走することは稀だ。 走っているこっちの…

手招き

26日、月曜日。がん検診。例年、胃カメラ検査をしていたが、まわりに何人も、大腸に問題が見つかった同年輩がいることもあり、今年は大腸内視鏡検査を申し込んでおいた。 がん検診は、いつも都内のとある病院に決めてある。胃カメラにせよ大腸内視鏡にせよ、…

トーマス・ルフ展@東京国立近代美術館

東京国立近代美術館で開催中のトーマス・ルフ展を見てきた。ルフの最近作の、抽象画のような作品は、ティルマンス最近作同様、難解さが増している気がする。写真を見ていたらロックバンドのレディオ・ヘッドのことが、突然、思い浮かんだ。いや、なに、私は…