2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

夜長を過ごす道具

11月30日は「オートフォーカスカメラの日」だそう。1977年のこの日に小西六写真工業(のちのコニカ)からコニカC35AF(相性ジャスピンコニカ)が発売された。私は、その年の12月に、通っていた大学のある名古屋市の下宿から神奈川県の実家に帰る新幹線の…

タッチダウン

テレワーク。曇天のち雨予報、もう降っているのかな?屋外に一歩も出ず。仕事を終えて、ここに載せる写真を探しに、またもHDDにむかし撮った写真を眺めに行く。2010年の11月3日は良く晴れた日で、私はコンパクトデジタルカメラを持って神奈川県藤沢市を散歩…

稲村ケ崎の坂道

写真は2019年の11月。鎌倉市と藤沢市を海沿いを走って結ぶ江ノ電の稲村ケ崎駅で電車を降りて、海に至る坂道を下る。伊豆半島の向こうに沈む夕日を見る人、撮る人。富士山と箱根山の稜線がシルエットになり、手前の江の島のてっぺんには展望台が光って見える…

田園を歩く

湘南地方はJR東海道線より海側(南側)はサーファーの方が多く住み、サーフショップやカフェも多く、なにより海と海岸の風景が湘南らしさを作っているが、藤沢市も茅ケ崎市も平塚市も、駅の北口の方に大きな商店街があり市役所も北口側にある。そして、商店…

赤い実

秋が深まり冬になっていくこの季節になると赤い実が生っている草や木をよく見かける。硬そうな小さな実が多いが、見た印象だから本当はどうなのかわからない。鈴なりになってものすごい数の実が生っているのを見つけると、驚くけれど、この写真の活けられた…

風の効用

十年前に葉山あたりで撮ったらしい。前後のコマからそう類推。だけど撮ったときのことなんかもうなにも覚えていない。この場所が海が見えるようなところなのだろうか。窓のすぐ向こうが海かもしれないと思うのは、向こうが白く写っていて、なんの建物の影も…

光と影

ひと月かふた月前のこのブログにも同じようなことを書いたけれど、作られた(建った)ばかりの新築のときから長い時間を隔てて、使われた痕跡が残っている壁やドア。もしかすると夜の写真だとそうは思えないのだろうか、こうして秋冬の斜めの太陽光線が当た…

夕暮れどきの散歩の写真

勤労感謝の日。朝から雨の日曜日。なので写真は約一年前の写真から選んできました。 駅前のスターバックス、9:00。店員はグリーンのエプロンの下に赤いTシャツを着ている。いつもそうだっけ?分からないがこの季節にみどりと赤を組み合わされると、ひと月後…

友だちとその辺で会ってだべっている

『4月に新しい街で新しくはじめた暮らし。すぐに四人か五人、友だちが出来て、まぁそのあとはもうたいして仲間は増えない。最初の出会いがいつでも肝心だから。それで毎日のように、街のどこかにこいつらとたむろしては夜遅くまでだべっているうちに、なんだ…

近道の途中の細い路地を折れる

これから冬のあいだもずっとそうだけれど、太陽の位置が低くなるとともに、落葉樹が葉を落として、光が地面まで届きやすくなると、街の光と影の作る模様が気になりだす。葉を落とした樹影がどこかの壁に毛細血管のようなゆらゆらとした線を繋いだ影になって…

鴨川デルタの乾いた秋の日

新入生歓迎の季節や晴れた観光シーズンの土日休日には、大勢の人がやってくる出町柳駅近くの鴨川デルタ。NHKのドキュメント72hでも取材されていた。くるりの「宿はなし」に♪飛び石のほら真ん中で 笑う顔なく顔 日も暮れた♪と歌われる(たぶんこの場所を歌っ…

きめ細かい作業を正確に積み重ねていくことが苦手

一週間前に京都旅行から戻り、この一週間、ほとんど写真を撮っていないので、またHDDに過去の年の11月に撮った写真を見に行った。これは昨年、2021年の写真。薄曇りの日、三浦半島の長者が崎から撮った写真。もう少し人が多い方が楽しそう、あるいはもっと陽…

15年前の雲の穴

数年前の11月への旅。今度は2007年の11月。仙台に行っていた。とくに明確な目的があったわけではなかったが、当時は宇都宮市に単身赴任暮らしをしていたから、東北新幹線に乗って、仙台まで行ってみたのだと思う。気の向くままに散歩して、いい感じの路地を…

落ち葉で遊ぶ

数年前の11月の写真を見に行く旅。2010年。集めた欅の落ち葉に足をうずめてひとり遊びをしている少年の写真があった。そういえば熊手で落ち葉を集めることは平屋の長屋に住んでいた15歳頃までは庭掃除でときどきやっていたが、その後、集合住宅住まいになっ…

ありきたりだけど記憶に残りそうな道

写真は京都御所と梨木神社のあいだの砂利道です。11/10撮影。上の写真は南を向いて、下の写真は北を向いて。ゴースト(写真に写り込んでしまう迷光)除けのフード(レンズ先端に装着する不要光除けの庇)を使わないので、上の南を向いた写真は画面全体にゴー…

 平沼のガスホルダーと相鉄線

東海道線(JR東日本区間東京-熱海)の上り電車が横浜駅に入る直前、進行方向を向いて左側にこの東京ガスの平沼のガスタンクが三つ見える。右側のタンクの奥にもうひとつある。調べると正確にはガスタンクではなくてガスホルダーというそうで、液体状態で輸入…

〆を食べたあとに(京都11/9)

11/9、京都の煮込みやでカウンターに一人、辛肉味噌ご飯を〆に、一合飲み切らずにほろ酔いとなり、すっかり暗くなった街に出る。地下鉄の駅で二つと半分、ホテルまで新町通を、それでも相変わらず写真を撮りながら、ゆっくりと下る。今までカウンターに座り…

寄り道、道草、遠回り

ひとり旅では、行ってみたい見てみたい場所や景色があり、食べてみたい飲んでみたい料理や喫茶があり、ときには乗りたい交通手段や鑑賞したい美術もあるかもしれないが、本を読む環境を求めるというのも、少なくとも私には上位の希望として「あり」です。ま…

秋の昼下がりにウォーホル展を見ました

数日前に京都京セラ美術館でアンディ・ウォーホルの展示を見ました。展示された作品の各シリーズは概ね知っていて、あぁあれね、うんこれね、そうそれね、という感じでささっと見てしまったが、後からちょっと自分がダメだなと思いました。1996年に東京都現…

さまざまな淹れ方の珈琲を楽しむこと

今日も京都にいます。御所の東側に隣接している萩で有名な梨木神社に3ヶ月前に出来たばかりのスペシャリティーコーヒーのコーヒーベースで、バリスタの方と一対一(申込者が私一人だった。最大4名まで受け付けているそうです)で一時間半、同じ珈琲豆、今日…

露出アンダーになりがちな理由

今日も京都に来ていますが、それはさておき、写真は都内の代官山と渋谷の中間地点付近を歩いているときに撮った青っぽい古めかしい集合住宅の階段。ひと月くらい前、高橋恭二の写真展のあとに歩いたときです。フイルムカメラで撮っています。古いフイルムの…

京都で

京都にひとり旅に来ています。旅に出るのはもちろん楽しみだ。だけど日が迫ってくると、旅を決めたときの高揚とは別に、なんだかめんどくさい気分が持ち上がってくる。これは私の欠点というのかダメなところなのだろうな。ひとり旅ならまだしも、二十代の頃…

これだって一枚の月食写真

会社帰りの環状八号線道路の歩道や歩道橋の上に、二人三人、ときには五人くらいの仲間で、空を見上げている人がいた。スマホで写真を撮っている人も大勢見えた。最近の四種類くらいのレンズを装備し、ディープラーニングで賢くなった画像処理技術で、きれい…

犬を飼ったことがないけれど

いつものように朝5時前に起き、自家用車で都内まで出勤。夕方、早目に帰宅する。今日は写真を撮らず、いや、一枚か二枚、環状八号線で正面の雲が朝焼けで燃えたから、赤信号で停められたときに撮ったのだった。しかしたいした写真は写っていない。夜、こうし…

ラジオで聞いたこと

5年振りか、もっと経っているかもしれない、久しぶりにフイルムカメラをこの10月に使ってみました。36枚撮りフイルムを5本撮り終えて、まとめて現像だけでなくデータ化もお願いして、昨日、そのデータをダウンロードしました。上と下の写真は、大磯町の駅近…

納屋からはじまる思い出

写真を撮るとき、被写体に垂直水平のある建物などの場合、カメラのファインダーに表示される垂直水平ガイダンス表示をけっこう気にしてしまう。ちゃんと正対していないとガイダンスに合わせても水平線は傾くけれど垂直線はちゃんと出るはずだ。建物は見上げ…

くぐる路

住宅地を歩いていると、よくどなたかのお宅の庭に夏ミカンの木が植えられていて大きな黄色い実がたわわにぶら下がっているのを見かける。だけど、この夏ミカン(と思われる)木は横方向にも大きく広がっていて背も高く、夏ミカンもこんなに大きくなるのか!…

多摩川渡る

昨日11/2水曜日、東京駅八重洲口近くの居酒屋でおじさん4名の飲み会、むかし30年くらい前には同じ会社のほぼ同じ部署で同じテーマの仕事をしていたメンバー。18:00から21:40くらいまでずっと話していた。写真は帰りの電車、東海道線(東京ー熱海、東海道線…

80年代の田園調布駅

古い写真をときどき眺める。これは1980年代と思われる東京急行東横線の田園調布駅の駅舎。この建物はいまも保存されているけれど、もう駅舎としては現役ではないのかな?会社の帰りにでも寄って確認すればいいのだが(そんなに遠くない)久しく行っていない…

カーヴと坂道がある町

一昨日の日曜日、友人に案内いただき今まで行ったことのない東京の下町、南千住へ行き操車場を眺めたことは昨日のブログに書いた通りですが、その後、三ノ輪橋駅から都電に乗って王子まで行きました。都電に乗ったのも初めてだった。小学生か中学生の頃、油…