2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

フイルム写真のもたらす懐かしさ

ある過去のことを思い出して、懐かしいなあと思ったり、一方で、同じくらいの過去のことでも、まだまだ生々しいちょっと前のことであり今とのつながりが強くとてもじゃないが懐かしいなどとは言えないと思ったり。それはその思い出した過去のことが、どうい…

美味しい珈琲

すこし前の週末に二宮のパン屋さん併設のカフェで開催していた写真展を観に行った。開店より早く二宮駅に着いたので、駅の周りを一回りしながらフイルムカメラで写真を撮った。梅雨の合間の快晴の日で、きらきらした朝日がさしていて、駐車場とシャッターを…

蓮の花

昨日のブログにカメラが決めてくれた蓮の葉の写真を載せましたが、一方、私が撮った蓮の花の写真も載せておきます。なんかね、昨日の葉っぱの写真の方がいい感じがするのでした・・・ JR東日本の大船駅の改札階からバスターミナルまでの人専用の歩道を歩いて…

カメラが決めてくれた蓮の写真

マクロレンズを装着して、ミラーレスデジタルカメラのエレクトリックビューファインダー(EVF)を覗きながら、ぐーっと蓮の花に接近すると、薄い被写界深度のなか、それでも頑張ってピントを合わせようと、カメラとレンズは四苦八苦する。それでも所望のピン…

目を閉じた猫

夜になると一斉に電飾が付き、人が集まって来る飲み屋の並ぶ線路沿いの路地の昼。店を開けているのは昼カラオケをやっている一軒か二軒だけ。漏れ聞こえてくるのは男が歌うテンポがずれた浪漫飛行で、その歌声も、いくつかの路線が平行に走る裏の線路の方か…

散歩で見つけた古いマンション

メタセコイヤは常緑樹っぽい樹影だけれど(個人的感想です)秋になると赤茶色に紅葉して葉を落とし、春には細い葉に日の光が取り込まれて光り輝くように瑞々しい新芽が出て来る。友人たちとニセアカシアという写真のグループを作ってときどきzineというのかグ…

さくらんぼ

一昨日、会社の若い同僚から山形で獲れたさくらんぼを一パックいただいた。なんでも同僚のお母さまのご実家がさくらんぼ農家を営んでいて、彼も収穫時期には手伝いに行くそうだ。それを軽く水洗いして食べた。さくらんぼって、他の果物より甘さや酸っぱさで…

立体感の理由

少年の頃、天体宇宙図鑑をよく捲っていた。恒星の一生のページを読むのは怖かった。いつか太陽がどんどん巨大化して地球を飲み込んでしまうという解説だった。もうひとつ、こっちは魅了されたのが、銀河群?団かな?の写真で、遠くの遠くの空の一角を巨大な…

階段のタイムトンネル

本日の以下の文章はなんでしょうね?浮かび上がってきた脈絡のない文を並べてみただけです。 階段の両側の壁には花が描かれたビロードのような生地の布が貼られている。細い階段を登るのは勇気がいり、そこで待っているものが何なのか、わからない。雨の音?…

撮影場所不明の写真

写真を撮った順番に見返すと、歩いたり乗り物で進んできた導線が思い出せる。ときどき、前後の写真から「ここよりは先で、あそこよりは手前」で撮ったと類推できるものの、そんな場所があったっけ?と思い出せない場所が写っている。だけど、たしかにある、…

この素晴らしき世界

とある場所で開かれた仕事関連の立食パーティーで、ジャズのデュオ、それもギターとアルトサックスという変則的なデュオの演奏を聴いた。奏者二人は日本のジャズをそれなりに聴いていれば、誰もが名前を知っている40代の方で、私はギターの方のリーダーアル…

考える人

先日、現代美術作家の男と話しました。ウェリントンタイプの黒い縁の眼鏡を掛け、白いシャツに黒いパンツを履いていた。年の頃は40代だと思う。私よりだいぶ若い。物静かで、話すときには手振りを加え、言葉を選びながら考えていることを伝えようとする。私…

土手沿いの紫陽花

日曜日6月18日、早朝5時前に目が覚める。近所の川の土手の遊歩道沿いに紫陽花が植えられていたのを思い出して、首からカメラをぶら下げて自転車に乗って行ってみた。夏至まであと数日、いちばん早く陽が昇る季節で、最初の写真を撮ったのは画像データによる…

青い店は何の店

同僚の運転する車の助手席に乗り、激しい雨の中を走っているときに、この青い、たぶん使われていない建物を見つけたが、以前はなんの店だったんだろう?わずかに開店が10:00で閉店が20:00の店だったことがわかるだけだ。ありきたりの想像だけと、向かって…

緑の帆布のバッグ

古い写真を見直していて・・・すなわち相変わらず最新の写真でここに使えそうなものの取れ高が低くてHDD過去の旅に行く訳です・・・2015年の夏に撮ってあったこの写真を拾い出してきました。横浜中華街で撮った写真。単純にこの店の二階のファザードに貼って…

梅雨空続く

昨晩、会社の懇親会があった。そこで聞いた話。毎朝早く、会社に出勤する前に50分のジョギングをしているAさんは、ジョギングしている最中に、次々に仕事関連で、あれをやるべき、ここを炙り出そう、そのために、誰それにやってもらおう、などなど、たくさん…

目覚めるときだから旅をする

車を運転してるとあちらこちらに紫陽花の花が咲いているのが見える。今年は紫陽花の花をゆっくりと見ることがないままに季節が過ぎるのだろうか。写真は4年前、4年前というのは、コロナウイルスによるパンデミックが起きる前年で、葉山の小高い場所にある公…

深夜の帰り道

夜遅くに最寄り駅まで帰り着く。もう路線バスもなく、今朝出かけるときは雨が降っていたので自転車は使っておらず、タクシーは長蛇の列。およそ20分の道のりを歩くことにする。こうして夜遅くに、東京や横浜で遊んでいた人たちが、あるいは遅くまで会社で残…

ブルージャイアントを見たあとの渋谷の夜

土曜日、6/10の夜に渋谷の映画館に「ブルージャイアント」という世界一のジャズサックスプレイヤーを目指す18歳の宮城県出身の若者を描いたアニメ映画を観てきた。ソニー・ロリンズか、ジョン・コルトレーンか、ジョー・ヘンダーソンか、ウェイン・ショータ…

覚えていない日常の通勤経路沿いにあるらしいマンション

一年ほど前の写真を見直していた。以前に撮った写真を見直すときは直近に撮った写真からここに載せる写真が選びきれないとき、自分でイイと思う写真がもうないな、と思うときだ。一年前に通勤途中の自家用車から、赤信号で停止したときに撮った写真のなかに…

ありふれた夏の日

誰もいない砂浜に四人で行って、肌を焼いたり、それが嫌だったらパラソルの日陰に居ればいい。コンビニで買ったビールやウーロン茶もあるし、のんびり過ごそう。河口に近い砂浜だから海風も気持ちよく吹き抜けて行く。ほかに誰もいないから、Spotifyで選んだ…

キラキラの みなとみらい

仕事で横浜のみなとみらい地区に出かけた。待ち合わせ時刻より二時間も早く到着し、オーシャンゲートビル二階のスターバックスでソーセージのフィローネを食べながら、窓越しに、パシフィコ横浜展示場の、角のように突起が生えて見える屋根や、その右奥の国…

夜の飛行場

夜の飛行場には雨が降っている。予定より30分着陸が遅れた飛行機から、一分一秒を争うように慌ただしく乗客が降りていく。急ぎ足で到着ゲートに向かう人たちの波に乗るように、彼も速足で歩いた。12番のバス乗り場で時刻表を確認すると、バスは出発したばか…

懐かしい新しさ

昨日のブログに1966年に建った目黒区総合庁舎の印象について書いた。その1966年の日本では、ビートルズが来日した。プロ野球サンケイスワローズはアトムズに名前を変更。ホンダのエスハチことS800発売(先月?まで放送されていたNHKのドラマ「グレースの遍歴…

目黒区総合庁舎のデザイン

父が撮った写真に、畳の上にガーヴしたおもちゃの線路を繋げて真円の閉じた線路にし、単2あたりの電池を何本か、底の電池室に収め、スライドスイッチを入れると車輪が回り、閉じた線路の上を走る、玩具のゼロ系新幹線で遊ぶ四歳くらいの私が写っているという…

雨の夜、バスを待つ

線状降水帯という単語は数年前までは知らなかったが、いまテレビの天気予報で天気図を示されて解説されると、たしかに線状に真っ赤な豪雨領域があり、名前の通りだと思う。では、数年前までこの単語をあまり聞かなかったのは、こういう降水帯が発生すること…

行ったことがないことが自慢

飛行機は羽田を飛び立ち、都心上空を横切る前には、ディズニーランドとシーの上も通過した。ディズニーランドが開園したのは1983年で、私は20代の半ばだったわけだから、当然、友だちと何度も遊びに行った・・・というのが普通に当たり前の筈なのだが、なん…

旅行のはじまりの搭乗口

手荷物検査を抜けて、搭乗する飛行機の搭乗口が6番と確認して、長い動く歩道に乗っかって行く。搭乗口で搭乗案内を待ちながら、大きなガラス窓の向こうに見える飛行場を眺めるのが好きなので、二時間も早く行くこともある。窓の向こうに離陸していく飛行機や…

理由もなくここは東京

5/27-29の二泊三日で、期限切れ直前のJALマイレージを使って島根県の松江市に旅行してきました。ちょうど島根県立美術館で光の記憶/森山大道展を開催中と知り、それを主目的に、この美術館の建築設計をした菊竹清訓の、ほかの建物を巡ってみようと思い立った…

誇り高き

上野駅前の横断歩道。昨日に続き、車窓から撮った写真。これも数年前の写真。歩行者の信号が青で大勢の人が渡っているところにちょうど私の乗る電車が通る、その確率は五分の一かもう少し低いかもしれない。人がたくさん渡っているときの方を撮りたいという…