2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

季節は進む

昨日の金曜日に神奈川芸術劇場に浅田政志さんの写真展を観に行きました。たしか明日が最終日でしたね。浅田さんの写真は、市井に生きる人たちにスポットを当て(多くは被写体になった方からのアプローチなのかな?)それぞれの方の持っている思いや記憶や夢…

眼鏡の新調

今日は会社帰りに眼鏡屋さんのZoffに寄り、丸っこいレンズ枠形状のセルフレーム(濃い目の茶色)の眼鏡を作ってしまった。「しまった」と書いたのは、眼鏡を買い増すマストの理由がないのですね。ただ、なんとなく数年に一度くらい眼鏡を作ってしまう。 むか…

公衆電話

1990年前後の横浜のどこか。公衆電話はあちこちにあり、ときには前の人が空くのを列を作って待っている。この写真は簡易的な屋根があるだけですが、いわゆるガラス張りの公衆電話ボックス、なかに人が入れるボックス内には小さな鏡があって、外で待っている…

外は豪雨

最近このブログの「定番」になっている、過去の写真を見にHDDに「旅」に出て、そこから、撮った当時は引っ掛からなかった写真(よってこのブログにも使わなかった写真)を拾ってきたなかの一枚です。過去とはいっても1年前に葉山の美術館にアレック・ソス展…

時代と悲劇

サイドカーに乗ったことはないです。このサイドカーにはもしかして犬がいるんですかね?撮ったのは2007年・・・最近HDDの2007年フォルダーを見直したので、ここのところ2007年の写真が多いのです・・・長嶋有がサイドカーに犬を書いたのは2001年でした。 戦…

シャインが付いて

十日ほど前の茅ケ崎海水浴場。考えてみれば、踝まででいいんだけど、波に濡れたことがずっとない。足を波に浸してみれば、なにかちょっと気分が変わるかもな、と、夜にブログを書きながら思ったりもします。こんど行ったら足を濡らしてみようか。 シャインマ…

時代とともに

2007年に鎌倉の公園で。十六年経って、例えばここに写っている子供が当時4歳だったとするといまは二十歳になりました。その間、わたしはほぼ毎日写真を撮り続けていて、撮る写真は何年経っても変わり映えしない。やれやれ、という感じがしますね。 先日、武…

夢は忘れちゃう

屈んで隠れているのだが、赤い光がさしてきたから、いよいよこの窓に差し迫って来ている。このまま隠れていても、結局すぐに赤い光を浴びせられてみつけられてしまうに違いない。ではどうしようか?この狭い車内で少しくらい場所を変えたところで、なにも変…

象が飼われていた中野坂上

先日、東京工芸大学にある写大ギャラリーまで立木義浩写真展を観に行った。写大ギャラリーは地下鉄丸ノ内線の中野坂上駅から徒歩10分くらいの場所にある。上の写真は駅近くの中野坂上セントラルビルというオフィスビルの一階ガラス窓の向こうと反射している…

他人事のように

1950年に来日し、小田原城址公園動物園で暮らし、2009年に老衰のために亡くなった象のウメ子。逆光のなか、鼻を高々と振り上げている姿は、1990年頃の姿です。 と、写真に象を載せておいて、それとは関係ありませんが、先日の三連休の最終日に武蔵野美術大学…

ゴルフはやらない

1980年代か90年に入ったころか、平塚市の砂浜で撮ったと思われる写真。この写真を撮ったときのことは何も覚えていない、なにしろこの写真のスライドが出てきたときには初めて見た写真という感じがした。空は、こういうのは何色というのでしょうか?日本古来…

バスとドラム缶

いまは横浜の赤レンガ倉庫と大桟橋のあいだの遊歩道や象の鼻パークになっているおしゃれな観光スポットは、1980年代には赤レンガ倉庫は廃墟だったし象の鼻のあたりは倉庫や港湾の水揚げ場や貨物船のあるような場所だったと思います。刑事ドラマのロケ地によ…

京都タワーと満月

昨年の11月の写真を見直していたら、京都に旅行に行っていて、9日の夜に満月(正確には8日が満月だったので十六夜なのか・・・)と京都タワーの写真を撮ってありました。人の眼が満月を見ていると、なかに兎を見立てるような月の海の作る陰影まで見極めるこ…

かっこよかったガソリンスタンド

むかしはいろんな会社名を掲げたガソリンスタンドがあって、それが統合されていった系統図を作ってネットに上げているページがあった。日本石油はほかのいろいろを吸収合併しながらいまはよく見るエネオスになっているらしいです。1990年頃に自分が撮ったネ…

ジーンズについて

車を停めて、公衆電話から電話を掛けている。当たり前のようにあった光景だけれど、実はもうこんな光景にはまず当たらなくなった。実は19年前かな、そんなに昔の写真であります。この頃のコンパクトデジカメの画素数は300万画素でいま普通の2000~3000万画素…

蝉が少なかった、気がする

先週だったかな、台風がやってきて、上空のいろんな質の空気が複雑に絡まり合ったせいか、雨上がりの順光で見る空ではないところに、虹のカケラ、すなわち長く円弧を描いているわけではないが、空の一部に虹が見えた。同じ日に、またぞろ古い写真を見直して…

城址公園の猿舎

村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」に小田原城址公園の動物園が舞台のひとつとして出て来る。『お城のなかに動物園のある町なんて小田原以外にはまずないだろう。変わった町だ。』春樹氏がそんなことを書いたせいかどうか、その後、この動物園は縮小され…

1793年の見聞と今の見聞

駒込の東洋文庫に展示してあった環海異聞を撮ったものです。これが企画展だったのか常設だったのかは忘れました。解説も撮ってあったのでそれによると「1793年から1804年にかけてロシアへの漂流と世界周遊を経験した日本人の見聞録。ペテルブルグの博物館を…

ムルギー

渋谷の道玄坂、ラブホテル街近くにあるムルギーというカレーの店の「ムルギーカレーたまご入り」。いまもむかしと変わらないままずっとあり、この「ムルギーたまご入り」が事実上誰もが必ずこれを頼むという・・・ほかのメニューもあるんだっけかな?・・・…

横浜案内

JR横浜駅から徒歩圏内のベイクォーターにある発着場から、写真の横浜大桟橋の横を通過して、山下公園発着所まで、一か所か二か所の途中の乗降できる場所を経由して走る、15~30分間隔で結ぶ「シーバス」という船が運航している。ここ数年は乗っていないなぁ…

情熱の花

3年か4年前の9月下旬に撮ってあった鎌倉の英勝寺の曼殊沙華です。ここまで極端な前ボケはどうなのよ?と思うけど、ちょっとびっくりはしますね(笑) 9月になったぞ、と思ったばっかりなのに9月も10日。誰かが「夏が終わると日が進むのが早い」と言っていた…

時間が早く進む

久しぶりに茅ケ崎の海へ行ってみた。海の家は解体中だった。海の家の解体といっても、組み立て式なので、「部品」にばらされ、倉庫に仕舞われ、来年また組み立てられるのだ。 台風が通り過ぎて行ったばかりだからか、空気がとても澄んでいる。遠くまでくっき…

写真を撮る人っていうのは

黄色い船の位置は既定の写真の良し悪し基準でいえばここじゃないですね。でも、もっと右へ!と言えるわけじゃないし土門拳的に言えば絶対非演出なんだからしょうがない。しょうがないからここは諦めて・・・と次の写真が既定の基準に合うようにまた被写体を…

季節の先取りが苦手

信号待ちの交差点で信号が変わるのを待っている通行人や自動車を撮ることはよくあるが、だからといってそこに気に入る写真が写ることはあまりない気がする。練習というのかスナップのためのウォーミングアップ的なことかもしれないな。でもこんな風にとても…

望むことで最後にはしない

何年か前の9月に私の乗った電車が多摩川の橋を渡っているその同じ時刻に白い上下を着た男がボール遊びのボールの行方に先回りしようと身体を前傾させて走っていた。写真にはそういうことが写り、写真を撮ったり見るということは、そういうことを考えるきっか…

季節外れだから物語

9月の写真を求めてHDDへ潜航。7年前でしょうか?葉山の海で撮ってあった写真です。母親かな?大人が一人見守るなかで、波の穏やかな、大人の腰くらいの深さの海で子供が一人泳いでいる。あるいは、泳ぐ練習をしている。もう9月だというのに。もう海の家も閉…

季節は進む

夏至の日の東京の日の出は午前4時25分で、冬至の日には午前6時47分。実際にはこれより少し早い日や遅い日もあるけれど、まぁおおまかに言えば、一年のうちに東京では日の出時間が2時間20分ほど変化している。日が沈む時刻も同じくらい変化しているとすると、…

ふた月すれば晩秋

4年前の11月に撮ってあった写真。鎌倉の七里ヶ浜駐車場にて。11月といえば晩秋です、今年もそこまであとふた月。昨年の春に近所に住む某自動車メーカーでながらくデザインの仕事をしていた友人が趣味で描いている車のイラストと、私の撮った多かれ少なかれ車…

カーラジオの長いアンテナ

車種はわかりません。60年代の、ブルーバード?パブリカ?2020年の9月に撮ってあった写真。 中学一年の頃だったと思う、隣の隣に住んでいた同学年の友だちと、その子のお母さんが運転するブルーバード(この写真の世代のブルーバードではなく、テールライト…

3年前の9月に

9月になりました。今日は金曜日で仕事もある日で写真を撮る余裕もなかった。そこで過去の9月上旬に撮った写真を、またHDDの中へと写真を探す旅に出ました。2020年9月5日はミラーレスカメラにマウントアダプターを介して1950年代のスクリューマウントのレンズ…