2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の夜 小津の「早春」

夜の伊勢佐木町をふらふらと歩く。 小津映画でいちばん多く繰り返して観たのは、もちろん家でDVDを再生して観るのですが、それは佐田啓二と岸恵子と淡島千景がメインキャストの「早春」で、たまたまそのDVDが、積んであるDVDのタワーの上の方にあるから、も…

ホイッスラー

横浜美術館でホイッスラー展を見て来た。私は、自分のセンサーを白紙にしたところから、多くは視覚に入ってくるホイッスラーの絵を見て、そこから自分の過去の記憶やらを刺激されてなにかを感じる、という素直な鑑賞ができなくって、絵をみていてもそこから…

ズーイ

フラニーとズーイを読み終えた。学生のころに本当にこの本を読んだことがあったのか、再読しているという感じをまったく受けなかったから読んでいなかったのかもしれないな。この小説には、太ったおばさん、というキーワードが出てくる。 「自分は自分だけで…

スタンダード 恋人よ我に帰れ

写真は1/18大磯にて。 > 水曜だったかな、木曜日だったかな、出勤前に某駅のタリーズで珈琲を飲んでいたら、トランペットとサックスの入ったジャズのクインテット(もしかしたらサックスは二本でセクステットだったかもしれない)による「恋人よ我に帰れ」…

無題

私自身が、自分で書いたこのblogの文章を読み直したときに、うんよく書けているじゃないか、と思うこともあるが、何を書きたかったのかまるでわからなかったり、独りよがりで強引な論旨の飛躍があったりで、イヤになることも多い。昨日の1月17日の文章なんか…

由比ヶ浜 森山大道講演会

たとえばこの写真に写っている人の配置を考察するに、一番左に写っていて、画面の左に向かって歩いている男性が「動きがありすぎ」で「方向もイマイチ」なのだ。私の感じとして。この男性は右を向いて、かつただ立っていて欲しい。それ以外はまずまずな感じ…

冬の散歩道

冬の代々木公園は高い木々の葉が落ちて地面を覆い、日の光はその柔らかい落葉の地面まで届くから、夏よりも明るく広く感じた。夏は夏で、木陰になるから涼しくて、居心地が良いわけだが。デングの蚊が昨年だけの騒動で終わればよいのだが。 それでも冬だから…

靴を買った

私は左足の方が、右足より幅も甲の高さもわずかに大きいらしい。その大きさの違いなんて関係なく右足も左足もとくに不満なく履ける汎用性が高いというのか足への包容力があるというかそういう靴もあるが、そうでない靴もある。汎用性が高い靴を買いたいとは…

東京の冬を歩く

今日から三連休。昨秋から行こうと思っていた映画「白夜のタンゴ」を渋谷のユーロスペースにやっと観に行った。単館系の映画館にドキュメント映画を観に行くことがよくある。この映画もアルゼンチンのタンゴの歌手とギタリストとアコーディオン奏者が、タン…

ときどき美しい

邦画「世界はときどき美しい」をDVDで久しぶりに観た。この映画は十分から十五分の五本の短編映画から出来ている。それぞれの物語でそれぞれの主人公が悩んだり彷徨ったり、考えたり悲しんだり、誰かを愛おしく思ったりしている。その主人公達への感情移…

ちょっと損した感じのこと

最近の東海道線東京熱海間で多用されている十五両編成の電車では、一番前の方と一番後ろの方の、それぞれ二車両くらいにだけ四人で一括りの、その名称で正しいのか自信はないが「ボックス席」がある。それ以外の車両はグリーン車(別途グリーン料金が発生す…

初詣

初詣に行きおみくじを引いたら大吉が出たが、よく読んでみたら、一歩間違うと大凶に転ずる、と書いてあった。そんな危険をはらむような大吉なのだとしたら、返上して吉あたりでつつましくしていたい。 10000円以下で購入できる50mmのレンズを付けて、絞りをF…

清水まで

一昨年の正月には東海道線の吉原駅まで行き、岳南鉄道に乗り換えてから、行き着いた吉原本町の商店街を歩いた。昨年の正月には、二宮と真鶴に立ち寄りつつ、三島大社で初詣をしてきた。毎年、冬の青春18切符を使って、正月休みに東海道線を西に向かって乗っ…

謹賀新年

二年に一度くらいは初日の出を眺めに茅ヶ崎海岸に行っているのだが、強風の寒い朝になると言う大晦日の天気予報を聞いて、早々に初日の出に行くのはやめにした。八時前に起きて、窓の外を見たら快晴だったが、これを書いている十時過ぎには曇っている。さっ…