2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鎌倉散歩の日

快晴の土曜日。カメラを持って、鎌倉を散歩しようと思う。鎌倉×藤の花て検索してみると、既知の、藤の花が有名な寺院の情報のなかに、稲荷山別願寺と言う知らない名前が出てきた。今はもうお堂はなく石碑だけがあり、その隣に棚は作られていない藤の老木があ…

湘南平や茅ヶ崎館

午前、湘南平の展望台から春霞のぼんやりとした風景の中を、なぜか車体の白だけはくっきり見える、直線状の新幹線を眺めた。写真は上りと下りがすれ違うところ。それから亡父の墓参をし、母の入所している施設に寄る。 午後は茅ヶ崎の海の近くにある古い旅館…

大田区夕刻

二年前、宇都宮駅ビルに入っている書店にある「新聞の書評欄などで取り上げられた本」のコーナーに置いてあった本を、表紙に使われている写真が気になって手にした。表紙だけでなく本の中にも、表紙のカラーとは違いそっちはモノクロ写真だが、十五枚ほどの…

夜の車

高速道路で空港からの帰り道のリムジンバスの隣を走っていく黒い車を流し撮りする。写った写真はぶれてぐちゃぐちゃだが、輝点がぶれに任せて描いた緩やかなカーヴは、目に見えない光が車に、意思を持ってまとわりついているように見えた。輝点はすさまじく…

遥か遠くに消えかかった

九州から東京に戻る飛行機から遠い雲の上にぼんやりと浮かぶ富士山を見つけた。主翼の横の席で写真を撮るのが難しかったが四倍のズームを望遠側にして雲の上に顔を出して浮かぶ富士山をこうして写真に撮りました。いや、正確にはその写真をさらにトリミング…

雲間の山陵

羽田から九州へと向かう飛行機から眼下の雲を眺めていたら、雲間に山が見えた。南アルプスだろうか?山のことはわからない。山の形を見ても山の名前がつながらない。それにしても山の稜線のごつごつとしてかつ峻厳な「感じ」が美しい。山は雲も越えさせずに…

春の歌

都内へ向かう電車のなかから外の景色をずっと見ている。今日は晴れと曇りのその中間のような天気で、街の影は薄いが、街は白く明るい。そのフラットな明るい感じがいかにも春だなあと思わせる。スピッツなんてろくに聴いたことがないのに、むかしヒットした…

KYOTOGRAPHIE2017

今年も京都国際写真祭(KYOTOGRAPHIE)の開催に合わせて京都へ。金曜の夜に品川から新幹線に乗り、三泊。月曜に帰って来た。ちょうどソメイヨシノより数日遅く満開を迎える種類のしだれ桜が満開のときだった。写真展の各会場は早くても10時オープン。土曜の…

霧雨の日の桜

雨が降ったりやんだりの日曜日。低い雲を背景にして、桜の枝が画面のなかにどう太く黒い線を描くか、そのバランスを考えながら、ああでもないしこうでもないしとファインダーを覗いている。まったく、毎年毎年、同じようなことばかり繰り返している。露出補…

恒例の中目黒

東急東横線中目黒駅の高架下を駅ホームに直角に交差するように片側二車線の大通りがあり、この通りと数十メートル離れて平行に目黒川が流れている。コンクリートで囲まれ、フェンスで仕切られた都会の中の小さな川だ。両側に川に沿った道があり、道とフェン…

今日もまた

4月1日土曜日。午前は昨日からずっと続く冷雨、午後になり雨上がるものの肌寒く曇天続く。十日ほど前に東京では桜の開花宣言が出たそうだが、都内はどうなのだろうか、茅ヶ崎あたりではまだまだ満開には程遠いようだ。 > 4月2日日曜日。うす曇りもしくは晴…