2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

古橋宏之写真展「水を呼ぶ −Priming Water−」

銀座のニコンサロンで古橋宏之写真展「水を呼ぶ」を鑑賞。展示の冒頭に掲げられた古橋さんの文章のうちの後段部分は以下の通り。 『川原に下りる。向きや強さの異なる風が間断なく吹いていて、なかなか思うように撮影ができない。手持ちぶさたでカメラを移動…

特別公開 頂妙寺

いつもの通り、朝早くに一人だけ目が覚める。そこで家族をホテルに残して、一人で智積院へ行ってみる。長谷川等伯の国宝の壁画など鑑賞。部屋まるまる同じテーマの絵で囲うのは、はやりのプロジェクションマッピングみたいだな。 昼前に三条で家族と合流し、…

竹の庭

2月はシーズンオフだからなのだろう旅行会社のパックには、「新横浜から京都、のぞみで往復指定席、ホテル付」で交通運賃のみと同等かさらに安い、何て言うのも見付かるらしい。私が予約した訳ではないが家族の某がそんなのを見つけ出したから、土曜日曜で…

昭和の市井の街並みや建物は消えるしかないのか

昨日の土曜日と同じく、快晴の日差しに誘われるように、カメラをぶら下げて出掛ける。今日は一人。自家用車ではなく、路線バスと電車を乗り継いで鎌倉へ。遅い朝食と早い昼食を兼ねるように、鎌倉駅の江の電ホームにくっつくように60年代からずっとあるカフ…

横浜中華街

天気のよい冬の土曜日。家族の女性陣と一緒に、久しぶりに自家用車で、横浜中華街にいってみた。食べログて高評価点を獲得している点心の店に行ってみたが、大勢の客が待っているので、すぐにやめにして他の店に入った。あの待っている人たちの様子は、なん…

バス運転手

路線バスの運転手が車内に放送する内容に関する裁量と言うのか、自由範囲と言ったことが、どこら辺まで許されているのか知らないが、自宅近くのバス停から茅ヶ崎駅まで毎日のようにバスを使っていると、いろいろな運転手がいることがわかる。私が利用する区…

都市のありよう

『ようするに大人たち、つまりヒト社会の常識は、(人間は独りでは生きていけない)ものであると子らに諭しているのではなくて、(独りでは生きるな)と命令し、強制していた。こうした感性は〈田舎〉、すなわち〈自然〉と結びついたところから発生したもの…

カミハテ商店

月曜日だから九日の夜、レンタルDVDで借りてきた邦画「カミハテ商店」を観た。 よーく見ないと気づかない場面があって、DVDだから静止画にしてチェックしたりもできるけれども、映画館ではほとんど判らないだろう、というような伏線の映像による仕込みが…

去年の八月の写真

三十年、使っていたテレビ台とその横に置いてあった引出、中にはDVDやら、古いVHSテープを入れてある。テレビ台は観音開きの右側のガラス扉がいつの間にか外れてしまい、引出は上から二段目の底が抜けた。十年くらい使っていたプラズマテレビが最初は…

王国

東京都近代美術館で奈良原一高「王国」を、ワタリウム美術館で石川直樹×奈良美智「ここより北へ」を、明治神宮前交差点の近くにできたギャラリーAMでは森山大道「DAZAI」を、以上三つの写真展を観て回る。 「王国」は、1950年代後半に、北海道の修道院と和歌…