恒例となりつつあるのか、元旦の茅ヶ崎海岸


 朝、住宅や道路や、川や神社の写真を撮りながら、茅ヶ崎海岸に向かって歩く。DSLRのISO感度を上げて、手ぶれ補正をONにして、脇をしめてカメラを構え(もちろんファインダーをのぞいて額にも押し当て)、息をひそめて、更に念のために同じところを2枚3枚撮っておく。するとシャッター速度が0.5秒とか、ときに0.8秒でもピンボケしていない写真を確保できる。
 そんなだからついつい海岸に着くのが遅くなるわけなのだが、今朝は災難があった。道の途中にある小さな神社を撮影したあとに、よそ見をして歩き始めた途端に神社の入り口を示すかなにかの標識のポールに、左の頬骨あたりとめがねの左のつる、を激突。イテテ。めがねはそのままの位置にあったから、すぐには気付かなかったのだが、左のつるはヒンジの部分あたりで折れてしまっていた。左のつるがなくても、鼻と右のつるで壊れためがねを引っ掛けておけば、めがねってなんとか落ちずに掛けていられることを始めて知る。
 正月早々「ついていない」と思うべきか、それとも激突したのが例えばレンズで、レンズが粉々になって、それでどこかを切るとか目に刺さるとか、そういう最悪の状況にはならずに済んだのだから「ついていた」と思うべきか。ここは後者にしておきましょう。
 快晴。ここ三年くらい(に過ぎない)初日を拝みに、というより初日を拝む人を撮りに茅ヶ崎海岸に行っているが、今年は水平線上の雲もほとんどなく、ほぼ予定時刻にちゃんと太陽が現れた。
 帰り道、茅ヶ崎駅に寄り、すでにスターバックスコーヒーがオープンしていたのでドリップコーヒーを飲んでいく。読みかけの堀江敏幸著「河岸忘日抄」をテーブルに出して、コーヒーをすすりながら、さて読もうか・・・と思うが、なんだか読む気が起きない。片方しかつるのないめがねがぐらぐらするからときどき位置修正をする。座った席から入り口の横でスタバの福袋を売っているのが見える。何が入っているのかな?ちょっと興味を覚えたのだが、ちょうどそのときに売り切れた。

鮮やかな色のジャンパーを着た人たちを被写体に選んでしまう。うーん・・・ありきたりな判断。


夜になると住宅が魅力的に見えるのは何故か?やはりどことなく「怖さ」が生じるからかしら。


これは橋の欄干にカメラを置いて撮りました。


日が出た直後の長い影。これはこの仲間のなかに影を撮ろうと言ったやつがいて、そいつがカメラを出すのを待っているのだろうな、推理ですが。


波が逆光できれい


どこでも見掛けるアロエの花だが、朝日を受けて美しい。