渋谷


 本日まで渋谷ルデコで開催されていた須田一政写真塾修了展「背中の鱗」、無事に終了いたしました。足を運んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。今回、すれ違いでお会いすることが出来なかった、というか私が土曜日曜にもっと早く会場入りしていればよかったのですが、そういう方が多くて申し訳ありませんでした。
 また会場でお会いした方にはたくさんの感想を聞かせていただきました。どうもありがとうございました。
 今年は4月に都内で5年振りの個展も予定しています。今後ともよろしくお願いします。

 写真冊子ニセアカシア1号をお買い上げいただいた皆様、どうもありがとうございます。昨日は須田先生にもご報告し、映像的でいい、とのご評価もいただきました。今後も販売店を増やすべくリトルプレスを取り扱うお店と交渉をしていく予定です。

 写真は渋谷駅のバス乗り場。なんでか判りませんが、このバス乗り場は好きでよく写真に撮ります。車道と同じ高さに白線で区切られただけでバス乗り場があり、人々が列を作っている、そんな風景が、もしかしてちょっと懐かしいのかもしれません。

 今日終わったグループ展のあと個展を控え、写真を撮る枚数がぐぐっと減っていて、写真展の準備にせいを出しています。四月の個展の方は、結果としてなのですが、主にこの続々・ノボリゾウ日録で使った写真からのセレクトが多くなりそうです。だいたいセレクトが終わったところなのですが、写真展のタイトルが決まっていません。5年前の個展のタイトルは「流星」でした。その翌年に大阪で開催させていただいた個展は「Last Lullaby」でした。一昨年は「scratch noise connection」でした。Last Lullabyは、私の写真に、一見明るそうでいて、次の瞬間にはもろくも崩れるような予感を感ずると、当時の須田先生にコメントをいただいたことから嵐の前の最後の子守唄といったことから付けました。
scratch noise connectionは、最初は新品だったレコード盤にそれぞれの持ち主による偶然の傷が付きそれによるscratch noiseが個になる、その個がつながるように、写真から撮影者の持っていない鑑賞者の記憶を呼び起こすことにならないか、それが写真の力なのではないか、と考えて付けました。
 それに対して最初の個展の「流星」は、これはなんというかぱっと浮かんだ、理屈のない決め方でした。そして4月の個展もそういうぱっと思い浮かぶ言葉が出てこないものか?と「待って」いるのですがなかなか出てこない。
 妙案お持ちの方、コメントお願いします。
 
(24日に追記)写真展の準備やニセアカシアの発刊に時間を使っていて、写真を撮る枚数が減っているだけでなく、ここのところは読書の時間がないんですね。夜、寝る前に読もうと、横になってから枕元のスタンドの明かりを付けて、本を開くのですが、だいたいニページくらいでもう寝てしまう。
で、気がついたのが、それなのに本を買うペースは落ちない。必然、未読の塔が高くなる、ということで、併読の数も掴みきれない。
いかんなぁ
写真展タイトルは、読書中に降ってこないかな?