本日開催中 THE TOKYO ART BOOK FAIR 2013


 写真同人ニセアカシアは開催中の本フェアにニセアカシア発行所として参加しています。
本日22日も開催中です。開催時間12-20時。
会場:京都造形芸術大学東北芸術工科大学 外苑キャンパス
東京都港区北青山1-7-15 (信濃町駅より徒歩5分)

 上の写真は昨晩入口あたりのステージで開催されていたcrystalというバンドのライブの様子。
 いろいろイベントをしているこのエリアを通過して建物に入ると、一階二階の各室をフルに使って
所狭しとブースが出ています。何人も木村伊兵衛賞作家を輩出した出版社AKAAKAをはじめとした
(写真集出版では)「著名な」出版社から我々のような小さな発行所。そして個人のブースまで
300組が参加しています。著名な写真家の写真集を買うことより、ここで見つけた
「自分のお気に入り」のものを集めるのが楽しいのではないかな。

 昨日の夕方は石川直樹トークショーを聞きました。
もちろん録音などしてないから、以下は多分に私の勝手な解釈が織り込まれているのだろうが
こんなことを話していたように思います。
「(作画などの上手く撮ろうという)意志を排除して写真を撮らなければいけないのに、
どうしても構えてレイアウトしたりしてしまう」
「ところが高い山に登って行くと、写真を撮ることの(機材の能力や肉体の面での)制限が増えてきて、
一方で美しい光景が現れてきて、単純にここを撮るしかない、ということだけに突き動かされて
写真を撮っている」
「写真をテキストで説明して写真家がこう見てこう解釈してほしいということを解説することより
どう見られようが構わない。どう見られてもいいだけの力があるものを提示している、というのが
いまの日本の写真家なのではないか」
森山大道がノーファインダーで撮るという行為も、構図を作ってしまうという制限を
取り除いていることかもしれない」
等々。


 二階I部屋、i02ブースがニセアカシア発行所です。この大きなポスターが目印。