small color + mama!milk live at cafe Natane


 横浜六角橋にあるカフェnataneというところへsmall colorとmama!milkのライブを聞きに行く。
 今年は五月に京都のはちはちinfinity cafeでトリオ・ロータリーを聞いたのをかわきりに(?)小さな会場でミュージシャンを目の前にして聴くライブにずいぶんと行っている。
 今日のmama!miikは、春にすっかり夢中になってしまっていた「さかな」というバンドの曲を他のアーティストが演奏したのを集めたトリビュート盤ではじめてその演奏を聴いて、そもそも私はベースとアコーディオンが好きな楽器ということもあり、mama!milkはベース+アコーディオンというデュオなので、編成からしてもう気になっていた。さかなのトリビュート盤の演奏もすごくいい。夏からずっとツアーをやっていて、どこかで聞きたいと思っていたがなかなか聞けそうな日時と場所がなかった。
 small colorはつい先日鎌倉のgateeで聞いたtorico(良原リエ)にギターが加わったグループ。
 鎌倉のライブから帰宅して良原リエのHPを見て、今日Nataneで、mama!milkとsmall colorの出るライブが企画されていることを知った。
 そういう経緯があって、むりやり妻も誘って(というのもカフェでのライブなどと言うと女性客ばかりかもしれず・・・)行ってきた。一週間ほどまえにネットで予約をしておいた。一昨日ごろには予約満員で当日券はなしというアナウンスがHPに出ていたので、予約しておいてよかった。
 会場の外を通る車の音や、すりガラスに映る傘をさした通行人の影、あるいはときどき風に揺すられてがたがた鳴る窓枠、そういうのも含めて音楽に物語が宿っていた(なんてありがちで安易な感想か?)。
 少々失礼な感想なのかもしれないが、mama!milkアコーディオンの生駒祐子の演奏は、音楽とあるいは楽器と情交しているようで艶っぽい。アコーディオンという楽器がうねうねと伸びて、そもそもそういうふうなのだろう。なんというか・・・波乱万丈なドラマをはらんだような演奏だった。
 small colorは良原のソロのときにも感じたが、非常に薄くて淡いグラデーションの雲を、じーっと見ていてその陰影に取り込まれていくような気分になるのだった。
 珈琲が美味しい素敵な店でした。