大井町


 24日のこと。出張移動中にどこかの店、大抵は吉野家とかてんやとか松屋みたいなとこだけど、昼食を食べる時間がなく、やむなく駅弁を食べた。東京駅で買った深川めし。駅弁は冷たくて割高な感じで、出張移動中に食べるのはよろしくない。しかし、私的旅行の移動中だと、これが一転楽しくなるのだよね。おかしなもので。
 夕方、某会議にてWくんよりWBC決勝の結果を聞く。へぇ〜勝ったんだぁ、って感じ。そこでおだぎり+ほりきた+みずしま各氏がテレビ宣伝をしているほろよいの梅を買って帰り、ぐるぐるとチャンネルを回してテレビを見つつ夜遅くまでスポーツニュースなどを見てだらだら過ごす。以前は広島カープを熱烈応援していて、横浜球場での三連戦などは三日とも通い続けたりしたこともあったのだが、十五年くらい前から野球にはめっきり興味が失せてしまい、いまは誰がどこの球団の選手かもほとんど知らない。まぁ、楽天は野村が監督で田中のマー君がいることくらいは知っているけど。岩隈とかダルビッシュとか内海とか馬原とか、どのチームの所属か今でも知らない。こうなるとよく知っているのはコーチの方になっていたりする。山田とかいたね。野球が好きだったころは、テレビに映る試合を見ていて打者がフライを打った瞬間に、テレビ画面を通じてなのに、だいたい、それがイージーな外野フライなのかヒットになりそうか、ホームランになりそうか、なんとなく読めた(ような気がする)。でもいまはたまにテレビで野球を観ていて、打者が打った瞬間に、なんだか全部ホームランになりそうな大きなあたりのように見えてしまい、いちいちテレビの前で、あっ!っと驚いたりしている。
 まあそんな無関心状態なのに、この日だけはテレビを見たのだった。

 25日だったか26日だったか、テレビで天皇陛下ご成婚50周年記念特番だかで美智子妃を特集しているのをなんとなく見ていた。天皇制だとか皇室の是非うんぬんはさておき、人としての魅力を知ることができた。

 25日古書店ワゴンから三冊百円で買ったなかの一冊「七人のトーゴー」読了。続いて文庫化された堀江敏幸著「おぱらぱん」を読み始める。読み始めたら、以前に読んだことがあったように思えてくる。特に二編目の、道に迷って友達との待ち合わせに遅れてしまう場面に、既読感がおきる。が、読んだのかどうか?はっきりは判らないまま。

 27日、出張途中の1時過ぎに乗換駅の大井町で昼食を取ろうと街に出てみる。駅近くの細い飲み屋街はまだ健在で昭和の風情なのだった。上の写真も大井町のどっかそこらのありふれたところ。
 夜、テレビ朝日の音楽番組にoasisがミニライブで生出演している。これがめちゃくちゃかっこいい。わー!英国ロックの悪な感じとドライブ感と、シャイな感じと繊細さ、が溢れている。なんだ、テレビに映るJPOPの人気バンドなんか、結局ぜんぶ子供だましのままじゃん、などと思ったりもしてしまう。


友情っていうのが店名なのが素晴らしい(笑)