京都旅行 六日目


 京都14時半発の電車で帰る。米原、大垣、豊橋、浜松、熱海、で乗り換える。乗り換えのたびにまたぞろ全力疾走の先頭グループに加わり、なんとかずっと座って帰る。吉田健一著「金沢」はやはり遅々として進まないが、遅々ながら進んでいく。結局この旅行のあいだで50ページくらいは進んだ。旅行から帰って、残りを読むだろうか?
 電車に乗るまえにはいくつか土産を買う。ひさびさ錦市場を歩く。上の写真とか。

 そういえば、出町柳駅前にあったカミヤ珈琲店のあった場所が更地になっていた。ハヤシライスやサンドイッチが美味しくて、流れる曲も1970年代から止まったようで(少なくとも私が行っていたときにはそうだった)、昭和な感じのしかも学生街の喫茶店だったのに残念だなあ。
 街もどんどん変わっていく。変わる予感がするようなところにカメラを向けることが多いように思う。なんだか愛しいようでいて残酷な視点なのかもしれないな。