アメフラシを見た


 快晴。天気予報によれば、それでも気温は平年より低めだそうだが、数日前の肌寒い日から比べると、ずっと暖かくほっとします。午前、先週同様、自転車で茅ヶ崎の漁港から西の海へ行ってみました。このごろごろと石が転がっていて、向こうに砂山が出来ている光景を気に入ってしまいました。この砂は川の護岸工事で川から海へ砂が流れなくなり、結果、砂浜がどんどんと波に侵食されて削られ小さくなるという問題の対策用に、トラックで運んでいるものらしい。それで砂浜が減ったところにえっちらおっちら人の手でこの砂を足すようです。
 ところで植物の生えてくる勢いというのはすごくて、密かに期待しているのは、初夏になるとこの砂山を雑草が覆うという光景へと、光景がフォトジェニックに「育つ」のではないか、ということであります。そうなったら、夜景なんかも面白いかもしれない。
 写真の右側には大きな石を組んだ低い堤防が海岸線に沿って作ってあり、これは要するに肝心の流砂対策の砂山自体が波に削られないようにしているのだと思われます。その石の堤防を縫って堤防の下を海水が少しだけ通ってくるのかな、この写真にも右側にほんのわずかに写っているのですが、堤防の内側に、水深が深いところでもせいぜい50cmくらいの堤防に沿った細長い潮溜まりがあって、体長が3cmくらいとおぼしき何やらはぜの稚魚のようなのとか、体長が10cmくらいのボラとか、ちっこいやどかりとか、蟹とかが住んでいます。堤防のさらに外側はもう海で釣り客たちはその外海へと釣り糸をたれていて、子供たちや家族連れが内側の潮溜まりで遊びます。遊びますといっても、ほとんど人はいない。数人がいるだけです。先週は真っ黒のなまこを見つけましたが、今日は数匹のアメフラシを見つけました。結構たくさん写真を撮ったけれど、ただ珍しくて画面の真ん中にどかんとゆっくりと体を伸ばしたり縮めたりしつつ進むアメフラシを写しただけで、あまり面白い写真は撮れませんでした。
 海辺の生物を観察している人にとってはナマコもアメフラシも珍しいものではないのでしょうが、そんなものがこんな近くの海にしゃあしゃあと(?)這いずり回っているなどとは全く知らなかったので、急にお目にかかると大変に驚いて感心してしまいます。結構背中の模様がきれいだった。

 午後、家族のMと鎌倉散策。ラ・ジュルネで昼食。タイ風ピリ辛春雨スープ、と、鎌倉ナムル丼。パクチー多目。いつ食べても美味い!
 その後、あちこちのパン屋とかでちょこっとづつ食べたいものを買って、帰宅してテーブルに買ったものを並べたら食べきれないほどだった。

 下は、御成通りのペットショップのうさぎ。