初夏の日曜日


 新宿御苑に行き、家族の某(って、奥さんなんですけどね)と寝転がって、コンビニで買ってきたお菓子を食べたり、本を読み進めたり、昼寝をしたりして二時間弱を過ごす。
 そういえば薔薇園があったなと思い、行ってみると、予想通り花は満開でカメラマンが大勢いらっしゃる。
 帰宅してから写真を見てみたら、上の写真に続く数駒には、ちゃんとこの画面の中の赤い薔薇にピントの合った写真があるのだが、どうもこのピンボケ写真が気になって、というより、自分としてこれが「いい」のである。


 白い薔薇も咲いていました。


 新宿に行く前、午前には茅ヶ崎海岸まで散歩。砂浜消失防止用のストック砂置き場、もっと草が生えていることを期待していたのだが、砂山のまんまだった。

 昨日、ペンギン・ハイウェイを読み終える。R・マキャモンの少年時代なんかと比較するとこの小説は「愛すべき」日本の小説であって、物語の展開する場所は極めて狭いのだが、空想と時間軸の広がりはなかなかのものであって、第四章の展開は典型的な少年冒険小説風味ではあるものの、次の行を早く読みたくなる緊迫感もあり、でも緊迫はやはりどこかのほほんともしていて、面白かった。が、森見作品の中ではその面白さの序章的なボリュームが多くて、途中結構飽きているときもあった。