胃部等内視鏡検査


 会社の提携している代々木の病院でがん検診を受けに行くために休暇を取得。八時四十分ころに病院着。内視鏡で食道〜胃〜十二指腸を見てもらった。内臓、たぶん肝臓とか胆嚢とか腎臓とか膵臓・・・かな、をCTで調べてもらった。血も取られたな。血液の検査結果は後日郵送されてくるらしい。内臓と消化器は当日に説明を聞ける。がんは見つからず一安心。いくつかの指摘事項を聞く。
 内視鏡検査は初体験だった。待合室で胃の洗浄薬を飲んで、喉の麻酔薬を飲んで、しばらくして検査室に呼ばれる。ベッドに横になり、そこで胃の活動を停める静脈注射を受けて、再度喉の麻酔薬を吹きかけられたところまでしか覚えてなくて、そこですっかり眠ってしまったらしい。気が付いたら三十分くらい経っていて、すでに別室で、保健室みたいなところで、急にぱっと目が覚めたのだった。だから「苦しい」と聞いていた肝心の検査のことは何も知らないのだった。
 一連の検査と結果伝達等のすべてが終わったら十二時を過ぎていた。

 この一月くらいから胃の上部が痛くなることが多かったので、とくに悪いところがなかったからほっとした。

 それから代々木から新宿駅あたりを通り、新宿御苑前のプレイスMのM2ギャラリーで須田塾街歩きコース有志四人展を見る。さらに電車で六本木へ移動して、国立新美術館でアーティスト・ファイル2013―現代の作家たち展を見た。出展している八人の作品のなかに、写真家志賀理江子の新作があると聞いていたので。これは見応えがありました。
 伝統的なものが地層のように積み重なった最表層にある「今」につながっている地層の割れ目から中を覗き込むような写真の在り方を、最近、何人かの作家の作品から感じることがあったが、志賀の写真は、その地層のような部分が理解を越えていて「異」とか「妖」といった感じがずっと地表に漂っているようだ。

 上の写真はどこかのビルで、昼休みに、喫煙家が喫煙コーナーに集まっているところのようでした。下は新宿駅東南口あたり。