写真展


 年に一度、補助金が出ることもあり、休暇を取得し、がん検診を受けに代々木の病院へ行く。胃カメラを入れる直前に喉に麻酔を噴霧され、それからなにやら血管に注射をされ、次に気が付くと別室で眠っていることに気が付く。寝てしまう瞬間のことなど何も覚えてないし、寝ていた時間がどれくらいだったのか、まったく予想が付かないような目覚め。実際には45分経っていた。ややぼーっとした頭とまだふらつく足元。早く外に出たいから、病院ではもう全くもって問題なしと主張して、早々に出てくる。
 前夜にIMA ONLINEで調べておいた都内の写真展めぐりに繰り出す。そのまえに代々木の駅の回りを「試運転」のように歩いていたら大戸屋があったので、そこで昼食。チキンのから揚げと沢山のサラダの定食を食べてみた。
 回った写真展は、
・六本木zen foto gallery西村多美子展しきしま
http://www.zen-foto.jp/web/html/exhibition-current.html
・南青山(にあたるのかな?)根津美術館交差点近くのnortonというところで高橋恭司展Witness of the 1990s
http://www.nortongallery.jp/upcoming.html
・東雲YUKA TSURUNO GALLERY山谷佑展Tsugi no yoru e
http://yukatsuruno.com/pressrelease/pr037_tsugi_no_yoru_e.html
・田町P.G.I.今道子展Recent Works
http://www.pgi.ac/content/view/391/1/lang,ja/
・品川キヤノンギャラリーS北井一夫展COLORいつか見た風景
http://cweb.canon.jp/gallery/archive/kitai-color/index.html
それぞれに作風の違う五つの写真展を見て、それなのにどの作風が好きとか嫌いとかは一切思わず、ただただ素晴らしいなあ、と圧倒されてしまう。
 今日も二百枚くらい写真を撮ったが、情けない、ここに載せたい写真がなくて選ぶのに四苦八苦。

 先日やっと小山田浩子著「穴」を読了。どんどん先を知りたい、という思いが湧き出てこず、結構苦労した読書でありました。いろんな不思議が起こる物語でも、面白くてどんどん読み進めるものもあるのだが、どうしてだったのだろう、なんだかちぐはぐな読書をしてしまったな。

 まだ寒いけど部屋でなんとはなしにこのCDを選んで流していたら「四月の思い出」が流れてきて、前も書いたけど、四月が思い出だという曲なのだから春の曲ってわけでもないんじゃないか、と思いながらも、春よ来い!と思う。気温は低いけれど、日の出の時刻は早くなり、家を出る時刻には、つい三週間くらい前までは暗かったのが今はもう明るい。陽射しの持っているパワーのようなものも増してはいる感じは受ける。

クロード・ウィリアムソン・トリオ

クロード・ウィリアムソン・トリオ