ジャポニズム展


 14日の日付ページに書いていますが、日曜日7/13のこと。家族のSと世田谷美術館ボストン美術館華麗なるジャポニズム展を見に行く。見終わってから日暮れ時の三軒茶屋へ寄ってマメヒコで珈琲を飲み、これは美味しかった!レアチーズケーキを食べてから、渋谷。湘南新宿ラインで栃木へ移動。
 移動中久々に車窓風景を撮っていたが、毎年恒例のJR車内冷房の効きすぎに参ってしまう。ずっと冷房の風に当たっていると、右腕の上腕がしびれてくるようだった。

 華麗なるジャポニズム展の各章ごとのスタートにあたり、解説が掲げられている。解説文章があることにより得られる安心と鑑賞の道案内が、一方で見方の限定といった弊害があるのか否か、そういういつもの議論はさておき、今回は第四章だか五章だったか展示の後半に書かれた解説文章に書かれていたことが面白かった。シティライフという章だったと思うのだが、日本からヨーロッパに輸入された浮世絵などの日本文化に描かれている題材が「庶民の暮らしの一場面」を扱っていることが、当時の欧米の画家にとって驚きだった、というようなことが書いてあったのだ。、図録を買ってきたわけでもないし、HPの各章の簡単な解説を読んでもそんなことは書いてなかったから自信はないのだが、たしか、そうだった。
 私小説とか私写真とか、これが正しければ「私絵画」というような意味合いのものが日本特有なのかもしれない。もしかしたら「私音楽」や「私詩歌」とかに相当するものも日本発であるのかもしれないな、などと思ったのだ。

 気に入った絵が一枚あったのだが、作者の名前を知らない。そこで検索をかけてみたのだが、なんと、ひとつもヒットしない。こんなこともあるのですね。