夜中の豪雨


 宇都宮にて。朝3時過ぎに雷を伴う豪雨が屋根や窓をたたく音で目が覚める。もう眠れない。窓からストロボをたいた写真を一枚、次に長時間露光の写真を十数枚(うち一枚だけ露光中に稲光が光って向こうのアパートが浮き上がる)。これらを重ねてみたのがこの写真だが、なんだか品がない気がする。

 相変わらず本を読むスピードが急低下している。なのに買う本のペースが落ちないので、本はどんどんと溜まっていくばかりである。百ページかそこいらの薄い本なのに朝吹真理子の流跡が全然進まない。40ページ台のまま目は行を追っても意味を理解しないまま思考はほかに飛び、気が付いてまた戻って読むが、集中せずにまた他のことを考えてしまう。そのうち眠くなり。というわけでこの10ページが抜け出せないままに二日を要している。

 別に全部きちんと読む必要なんかないじゃん、とも言われるが、どうもちゃんと読了しないと気持ちが悪いし。

 夜、定年退職を迎える先輩の定年お祝い会に出席する。