帰り道


25日の金曜、雨。夜の6時15分に中華街の、特に海鮮料理の評判が高いS酒楼で会社関係の飲み会。すでに退職して植木職人に転職して十数年経つK女史にも久々に合う。やっぱり肉体労働をしているかたは私のようなデスクワークと会議室ばかりが主体で土日にはカメラをぶら下げて歩いているとはいえ、視力は落ちるは、膝は痛いは、飛蚊症はひどくなる一方だは、近くはピントが合わず遠くは解像力が落ちるは、腹は出てくるは、と言う不健康極まりないからだとは違う。と言うのはまだまだ食が細っていないんだよねえ。こっちはもう満腹なのに、まだまだ食べられるとおっしゃる。
名物は酔っ払い海老の湯引き、絶品。コースは頼まず基本魚介で注文していく。
赤ムツの蒸し葱ソースは黒板に書かれた「本日の魚」三種類のなかから選択。白身かほくほくと、程よいしまり具合。どの料理もさっぱりとした味付けで食が進む。
フカヒレあんかけ炒飯も夢中で食べる。口のなかを火傷する。
いまは飲み会が頻発するシーズンではないのか、かつ、雨のせいでもあるのか、五連休明けで世の中の皆さんは遊び疲れたのか、金曜の夜なのに中華街はいつもよりも人出が少ない。我々のグループが最後まで残った客となった。
食欲の秋を先取りしたような夜。

写真はその翌日の帰り道に、茅ヶ崎市体育館。茅ヶ崎市にはもっと新しくて大きな茅ヶ崎市総合体育館がある。この体育館は総合体育館ができる前には市の唯一の体育館だったのかな?もう20年くらい前に、子供が通っていた幼稚園の運動会が幼稚園の運動場の改修でもあったんだっけか、ある年にだけ総合体育館で開かれた。そのときに入ったことがあった。この小さい方の体育館はその前の道が家と駅を結ぶ道と言うこともあって何千回もその前を通っているのに、中に入ったことは一度もないんじゃないか。剣道の練習をしているのが外からも見えることがある。
最近になってこの古い方の体育館の外観と言うのか建物そのものが、ちょっとレトロな風でいいなぁと思うようになった。

調べてみたら、茅ヶ崎市体育館は1966年の建物だった。総合体育館の方は1989年。